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床張りが終了し、造作壁製作・取付作業へ・・・106日目 [ 1_19 造作壁]

床張り作業も終わり、いよいよ造作壁の製作・取付作業を開始しました。

造作壁とは、浴室・洗面・トイレ・玄関などの間仕切りのことを指します。外壁や構造体でもある重要部分は、ログ材を組み上げることで同時にできあがりますが、構造体以外の間仕切りは、現場で基本的な材料が支給されて、現場で造作して作り上げていきます。ログハウスの中では、大工さんの力量が問われるところでもあるようです。

初めての経験である造作壁にいよいよ取りかかりますが、まずは、造作壁材料の屋内搬入からスタートです。そして、どのように作っていくか、手順を考えながら加工していきます。

1番面積の広い造作壁から開始です。具体的な作業状況をご紹介します。

■ 最新の状況 【屋内】 (2010年4月7日)
・床張りで残っていた所を約半日で作業を終了しました。床を傷つけいないように作業が終わり次第、養生シートで覆っています。
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全ての床張り作業が終わった屋内の様子(2010年4月5日)


・引き続いて取りかかった造作壁の状況です。(作業開始して2日目)
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最初の一面の造作壁フレーム組みが終了


■ 作業の状況
【床張り作業】
・床張り作業でお世話になった道具達ですが、まだご紹介していないものをご紹介します。
「インテリア・バール(へらのついたバール)」(写真中央)・・・へらで、床材を寄せる時・微調整時などに使用(天井を張るときにも使用)
「ちょっと重めのハンマー(900グラム)」(写真上部)・・・床材をサネにはめ込むときに、厚めの角材を介してたたき込むときに使用。愛用の金槌は、350グラムくらいですので、結構重いので力を使わなくても効果的に打ち込めます。
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床張りでお世話になった道具


【造作壁の製作/取付】
・まずは、材料の屋内運び込み。写真の角材は、造作壁のフレーム用で、サイズは、45㎜x95㎜です。写真の中にスリットのある部材が見えますが、これは、ログ壁に柱を固定するときに、ログ壁がセトリングで下に下がるのを邪魔をしないようにするためのものです。ログハウス建設では、常にセトリングのことを頭に入れて作業することが大切ということです。
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床材に変わって造作壁の角材

・まずは、造作壁で面積の1番大きい風呂と洗面所の間仕切りから取りかかりました。最初の作業は、墨出しです。今回の作業のために、ちょっと高価ですが、レーザー墨出し器(水平と垂直のラインが出せるもの:三脚と受光器付きで、約4万円)を購入して使ってみましたが、とても便利です。床にレーザー墨出し器をおいて垂直ラインを照射すると、床から壁/天井まで一気に位置出しができます。さすが、レーザーですね。
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写真下にレーザー墨出し器。その先に赤いラインが。

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ちょっと見にくいですが、レーザー光が壁から天井まで。

・天井にフレームを取り付けます。天井から出ている電気配線を床下まで持って行きますので、フレームにも穴を開けてケーブルを通します。
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天井からのケーブル

・下の写真でほぼ、1面のフレームができあがりました。お気づきかと思いますが、天井についているフレームと下のフレームとは、縁が切れています。その理由は、天井は、ログのセトリング(settling)によって、天井も下がってきますので、その影響を受けないように床側のフレームと天井のフレームは、50㎜ほどの隙間を設けて、そこでセトリングを吸収しているのです。
当然ですが、まだフレームのみですので、中に断熱材を入れて壁材(天井板と同じ)を張って完了となりますが、それはまだちょっと先になると思います。

でも、造作は、自分で色々考えて、工夫しながらの作業となるので、結構楽しいですね。
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ほぼ完成したフレーム


■ その他
・設備関係は、ネットで購入しているのですが、便器・洗面化粧台・照明などが徐々に納入されてきています。何とか今月中には、取り付けたいと思っています。
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出番を待つ設備・・・


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