ログハウスの「セトリング(settling)」進行状況【17ヶ月後】 [ 4_01 セトリング(settling)]
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2011年4月22日に各ノッチ部の通しボルトの増し締めを行いました。その際にセトリング量も計測しましたので、2010年11月22日付けのブログ(下記)でご紹介しているログハウス本体のセトリング(settling)に続いて、その後の進行状況についてご紹介します。
http://loghouse-self-masa.blog.so-net.ne.jp/2010-11-22
セトリング(settling)とは、ログハウスの壁が、ログとログの重ね部分の食い込みや乾燥によるログ自体の収縮と自重によって下がる現象(30~40mm)で、建築後、1~2年で落ち着くというものです。
■ セトリング(settling)量の計測結果 (計測日:2011/04/22)
今回のログハウスでは、各通りの交点(ノッチ部分)の近くに計8ヶ所の通りボルトが設けられており、このボルトでsettlingにより下がってきた壁が緩まないように定期的に締め付け作業を行っています。
その締め付けの際に、ナットとログ材下面との隙間を計測して、その値をsettling量としています。
【セトリング量計測結果】
・4/22に計測した値を追加しました。

・これまでの変化をグラフにすると以下のようになりました。

【計測から分かったこと】
・上記のグラフを見ていただくと分かるように、セトリング量も大分少なくなり変化が落ち着いてきたことが分かります。これまでの累積セトリング量は、平均値で30.7㎜になっていますが、これは、メーカーから言われていたセトリング量は、1~2年で30~40㎜になるということと合致します。これまでの推移から、ほぼ35㎜以下に収まりそうですので、順調にセトリングが進んでいると言えます。
・各ノッチの位置によって、セトリング量は、23~41㎜と多少ばらつきが出ています。今のところは特に問題点は発見されていませんが、ログ壁のセトリングを妨げるような現象(ログとログの間に隙間が出来ているなど)がでていないか継続して様子を見ていきたいと思っています。
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