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スモーカー(燻製器)の製作・・・その2 [ 5_01 燻製器と燻製作り]

先週に引き続き、今週もスモーカーの製作の続きの作業を行い、ほぼ完成というところまで来ました。

前回までにスモーカーの本体のフレームを作り終えていましたが、今回は、ドアの取付や各機器の取付部分などの加工を行い、ヒーターなどの機器の取付もほぼ終えました。一応、ヒーターに電気を通して、温度がコントロールできるかまでの簡単なチェックも終えることが出来ました。

これからは、このスモーカーを使って、色々は食材の燻製にチャレンジしたいと思っています。まだ、燻製そのものはやったことがなく、全くの素人です。インターネット等で調べた内容を基に今回のスモーカー(燻製器)を作っていますので、実際にやってみると色々手直しなども出てくるかも知れませんが、その状況についても引き続きご紹介したいと思います。

※参考:これまでにアップした関連記事
・「スモーカー(燻製器)の自作構想検討」 http://loghouse-self-masa.blog.so-net.ne.jp/2012-01-22
・「スモーカー(燻製器)の製作・・・その1」 http://loghouse-self-masa.blog.so-net.ne.jp/2012-04-06

■ 組み立て完成状況
・燻製器の箱が完成。
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・完成した箱に、サーモスタットとセンサー、温度計を取り付けて完成したところ。
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・正面の扉を開けるとこんな感じです。上段が、食材用。中段がチップパン用。下段がヒーター用と分かれていますので、使用中に無駄に熱が逃げるのを低減できます。
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■ 各部の詳細について
【各扉の役割】
・上段の扉を開けたところ。食材を並べる金網が2段見えます。食材の出し入れは、この扉から行います。
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・中段のドアを開けたところ。スモークチップを燻すパン(これは、家で使わなくなった直径26㎝のフライパンの取っ手を外したものを流用)が見えます。ここから、チップの追加などを行います。
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・下段のドアを開けると、ヒーターが格納されています。
ヒーター(ニクロム線式電熱器、600w)とヒーターをセットする引き出し式トレイ。このトレイには、ヒーターの位置決めのためのガイドとして円盤上の板を取付て、ヒーターが中央にくるようにしています。なお、円盤の切り欠きは、ヒーターの端子部分との干渉をさけるためのものです。
DSCN0853.jpg

・引き出しトレイにヒーターをセットして、本体に差し込んでいるところ。ヒーターは、熱で壊れないようスイッチ類は一切ないシンプルな構造です。
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・このスモーカーには、3枚の扉がありますが、扉のロックは、このような金具を使うことにしました。
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【サーモスタット・温度計等の取付】
・ヒーターをコントロールするためのサーモスタットのセンサーを取り付けるためのソケット(ホームセンターで購入)。ソケットを使用するとセンサーもしっかり固定できます。その横には、温度計のための穴も開けています。
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・内側から見るとこんな感じです。Φ19㎜の下穴を開けて、スパナでソケットを締め付けました。しっかり固定できました。
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・サーモスタットのセンサーと温度計をとりつけたところ。センサーは、側板にとりつけたソケットにねじ込むことで固定できますので、取り外しも簡単です。
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・内側から見るとこんな感じ。
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・サーモスタットは、スモーカーの左側面に取付ました。サーモスタットのコントロール範囲は、20℃~120℃で、1200Wまでコントロール可能。制御は、ON/OFF式です。
DSCN0881.jpg


【天板の取付】
・スモーカーの天板は、箱のTopの内側にすっぽり入るようにベニヤ板を重ねています。メンテナンス性を高めるため取り外し可能な構造としています。
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・天板を開けたところ。あとで、天板にも丁番などもとりつける予定です。
一番上の桟のところに取り付ける予定の鉄製の丸棒(食材を吊すためのもの)は、まだ加工していないので、取り付けていません。
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【スモーク用パンの取付】
・スモークチップを入れるパンの支持方法は、当初、金網と同じように両側面に角材を取り付けて支える方法を考えていましたが、ホームセンターで棚板を支える金具(ピン)があることに気がつきましたので、これを使うことにしました。Φ5㎜の下穴を開けて、金具を差し込めば終了です。なお、パンの高さを変えられるよう金具は、2段に設けました。
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・左側がチップを燻すパン。左側が中央を丸く切り抜いたベニア板。
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・下段に金具に丸い切り抜きをしたベニア板をおき、パンが箱の真ん中に来るようにガイドしています。パンの底は、ヒーターの上面に直接乗せていますので、このベニヤ板は、パンの位置決め用ということになります。
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・パンを取ると、箱の中央にあるヒーターが見えます。余り意識しなくても、常にパンとヒーターが箱の中心に来るようになっています。
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・パンの位置を上段にしたときの状態です。温燻では、パンにスモークチップ入れて燻す場合と、スモークウッドに点火して燻す方法があるようです。スモークウッドは着火するとヒーターなどの熱源は必要としませんが、燻製時に箱内の温度(50~60℃)をコントロールするためにヒーターを使用することがあるようです。そこで、このような構造にしてみました。電熱器の熱気が上昇しやすいようにパンは金網の上に置くようにしています。
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【ヒーターの通電チェック】
・とりあえず、本体が完成し、ヒーター、サーモスタット、温度計などの取付が終了しましたので、早速、通電して動作確認です。
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・とりあえず、サーモスタットの温度設定を60℃にして、スイッチオン。
DSCN0881.jpg

・狙い通り、箱内の温度は、上昇してきてサーモスタットが検知してヒーターがOFF。温度が下がってくるとまたONになります。実際には、サーモスタットの温度設定はセンサーによってばらつきが多いようですので、温度計を確認しながら、適切な位置を見つけていく必要があるようです。
今回は、ここで時間切れとなりましたので、次回には、実際に食材とスモークチップ・スモークウッドを使って、燻製にチャレンジしてみたいと思っています。
DSCN0883.jpg





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