メンテナンス用デッキ製作 (3) 軸組と塗装 [ 4_30 メンテナンスデッキ製作]
引き続き3日目、いよいよ難関のデッキの軸組の作業開始です。今日も、お天気に恵まれ、作業日和です。
■ 軸組
まずは、軸組の柱の下部に取り付ける樹脂のプレート(基礎パッキン)で、下部から水分が入ってくるのを防止し、柱の腐食を防いでくれる大事なパーツです。2つに切り分けて使います。
今回、デッキの長さを柱芯で、3,600㎜(デッキの仕上がり広さは、奥行き:900㎜、長さ:3,800㎜、デッキ床面の一番高いところで約2メートル)で設計したため、大引きは12フィートでは長さが足らず、2x4材のタイプレートを使って延長するこにしました。
柱芯で3,400㎜くらいにすれば、定尺の12フィート材で間に合ったのですが、既に基礎ができあがっていますので、設計変更できずこのような作業が必要となりました。
これが3本の柱を立てる際に使用する、新たに考案した1x4材(本当は角柱に取り付けたかったので、3個ほしかったのですが、材料がなく2個となりました)で作った治具です。
使い方は、下の写真の通りです。まず、長さの短い奥側の柱から立てていきます。羽子板付き束石の羽子板部分にコーススレッドで仮止めして柱を立てます。(ここで使用する柱材は、90㎜角の防腐処理材で、4メートルの長さがあり、防腐剤が材の中に残っているからでしょうか、とてつもなく重いです。)
続いて、先程の治具をつかって、基礎側の桟と柱をクランプで仮止めします。柱の垂直度を水準器をつかって大まかに出しておきます。
続いて、1番目の柱と同じように、2番目の柱を立てていきます。2本の柱が立つと、かなりしっかりしてきますので、この状態で、柱の垂直度を出していきます。同時に、柱と根太を受ける桟に渡した治具を水平にすることで、柱側に取り付ける大引きの高さ方向の位置決めができます。
2本の柱が立ったところで、3本の柱をつなぐ大引き(2x6の12フィート材を延長したもの)をクランプで仮止めし、治具の下面に押し当てて水平になるように調整した後、コーススレッド(デッキで使用するのは、腐食防止のため、全てステンレス製)で固定します。これで軸組はしっかり固定されました。
一番長い3mの柱を最後に立てますが、先程2本の柱に固定した梁にクランプで仮止め、柱の垂直度を確認して、コーススレッドで柱に固定します。一番長くて重い柱も思った以上に容易に立てることができました。
柱が立った後、柱の外側にも2x6の幕板を取り付け、後は根太を取り付けていきます。
根太の取り付けが終わったところで、2x6の幕板の上に、2x4の幕板で周囲を囲んでいます。
3日目の作業は、ここで終了。
翌朝から、4日目の作業開始。
まず、柱と幕板の所にステーを取り付け強度をアップします。このときにもクランプを使ってガイドの板を仮止めして、これをガイドにしてステーを取り付けると一人でも簡単に取り付けることができました。
全てのステー(6カ所)を取り付けて、軸組の完成です。メンテナンスだけで使用するにはもったいないないくらいしっかりしたデッキになりそうです。
■ 塗装
引き続き、塗装作業に入ります。実は、ログハウスを建てたときにもデッキの塗装をしましたが、このときは、デッキが全て完成してから行いました。そうすると、床材の裏面を塗装する時、上向き作業となり、塗料が手を伝わって流れてきて大変な思いをしました。
そこで今回は、床材を張る前に、床材の塗装を行い、軸組にも床材を張る前に塗装することで死角がなくなりしっかり塗装することができました。
デッキの塗装は、床材は単体で、軸組は、床材を張る前に塗装することで効率よく、きれいに塗装することができます。この方法はお薦めです。
まずは、床材を一面に並べて塗装しますが、とても効率よく作業できました。
床材の一回目の塗装の乾燥させている間に、今度は、軸組の1回目の塗装を行います。
プロパンガスの配管に干渉しないよう切り込みを入れています。
軸組の塗装が終了した後、床材に2回目の塗装を行い、そして、軸組にも2回目の塗装を行い、今回の塗装作業は終了です。
塗料もほぼ乾いてきたので、床材を完成した軸組の上に移動して、本日の作業は終了です。
床張り、手すり取り付け、残り部分の塗装を行いますが、後2日くらいで終了できそうです。このデッキが完成すれば、壁面の再塗装を行うとき、安全に作業できそうです。
ここまでで、今回のデッキ製作の山は越えた感じです。無事終わってほっとしています。次回の作業は、2週間以上後になります。
■ 軸組
まずは、軸組の柱の下部に取り付ける樹脂のプレート(基礎パッキン)で、下部から水分が入ってくるのを防止し、柱の腐食を防いでくれる大事なパーツです。2つに切り分けて使います。
今回、デッキの長さを柱芯で、3,600㎜(デッキの仕上がり広さは、奥行き:900㎜、長さ:3,800㎜、デッキ床面の一番高いところで約2メートル)で設計したため、大引きは12フィートでは長さが足らず、2x4材のタイプレートを使って延長するこにしました。
柱芯で3,400㎜くらいにすれば、定尺の12フィート材で間に合ったのですが、既に基礎ができあがっていますので、設計変更できずこのような作業が必要となりました。
これが3本の柱を立てる際に使用する、新たに考案した1x4材(本当は角柱に取り付けたかったので、3個ほしかったのですが、材料がなく2個となりました)で作った治具です。
使い方は、下の写真の通りです。まず、長さの短い奥側の柱から立てていきます。羽子板付き束石の羽子板部分にコーススレッドで仮止めして柱を立てます。(ここで使用する柱材は、90㎜角の防腐処理材で、4メートルの長さがあり、防腐剤が材の中に残っているからでしょうか、とてつもなく重いです。)
続いて、先程の治具をつかって、基礎側の桟と柱をクランプで仮止めします。柱の垂直度を水準器をつかって大まかに出しておきます。
続いて、1番目の柱と同じように、2番目の柱を立てていきます。2本の柱が立つと、かなりしっかりしてきますので、この状態で、柱の垂直度を出していきます。同時に、柱と根太を受ける桟に渡した治具を水平にすることで、柱側に取り付ける大引きの高さ方向の位置決めができます。
2本の柱が立ったところで、3本の柱をつなぐ大引き(2x6の12フィート材を延長したもの)をクランプで仮止めし、治具の下面に押し当てて水平になるように調整した後、コーススレッド(デッキで使用するのは、腐食防止のため、全てステンレス製)で固定します。これで軸組はしっかり固定されました。
一番長い3mの柱を最後に立てますが、先程2本の柱に固定した梁にクランプで仮止め、柱の垂直度を確認して、コーススレッドで柱に固定します。一番長くて重い柱も思った以上に容易に立てることができました。
柱が立った後、柱の外側にも2x6の幕板を取り付け、後は根太を取り付けていきます。
根太の取り付けが終わったところで、2x6の幕板の上に、2x4の幕板で周囲を囲んでいます。
3日目の作業は、ここで終了。
翌朝から、4日目の作業開始。
まず、柱と幕板の所にステーを取り付け強度をアップします。このときにもクランプを使ってガイドの板を仮止めして、これをガイドにしてステーを取り付けると一人でも簡単に取り付けることができました。
全てのステー(6カ所)を取り付けて、軸組の完成です。メンテナンスだけで使用するにはもったいないないくらいしっかりしたデッキになりそうです。
■ 塗装
引き続き、塗装作業に入ります。実は、ログハウスを建てたときにもデッキの塗装をしましたが、このときは、デッキが全て完成してから行いました。そうすると、床材の裏面を塗装する時、上向き作業となり、塗料が手を伝わって流れてきて大変な思いをしました。
そこで今回は、床材を張る前に、床材の塗装を行い、軸組にも床材を張る前に塗装することで死角がなくなりしっかり塗装することができました。
デッキの塗装は、床材は単体で、軸組は、床材を張る前に塗装することで効率よく、きれいに塗装することができます。この方法はお薦めです。
まずは、床材を一面に並べて塗装しますが、とても効率よく作業できました。
床材の一回目の塗装の乾燥させている間に、今度は、軸組の1回目の塗装を行います。
プロパンガスの配管に干渉しないよう切り込みを入れています。
軸組の塗装が終了した後、床材に2回目の塗装を行い、そして、軸組にも2回目の塗装を行い、今回の塗装作業は終了です。
塗料もほぼ乾いてきたので、床材を完成した軸組の上に移動して、本日の作業は終了です。
床張り、手すり取り付け、残り部分の塗装を行いますが、後2日くらいで終了できそうです。このデッキが完成すれば、壁面の再塗装を行うとき、安全に作業できそうです。
ここまでで、今回のデッキ製作の山は越えた感じです。無事終わってほっとしています。次回の作業は、2週間以上後になります。
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