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【6】 UUNI2Sの新しい蓄熱板を試す。蓄熱板の表面温度も計測。 [ 5_19 ピザ作りとUUNI2]

新しく買ったコージライト製の蓄熱板を試してみることにしました。

【蓄熱板の表面温度についての疑問】
まずは、下記の点が気になり、実際に温度測定をしてみることにしました。
蓄熱板がアルミ板から、コージライトに変わることで、庫内温度が、450℃から、500℃にアップしたとのふれこみでしたので、前機種のUUNI2でも同様の効果が得られるのかどうか?
UUNI2では、燃焼部と蓄熱板の間に仕切り板が設けられているのですが、UUNI2Sでは、その仕切り板がなくなっているので、仕切り板の有無での効果比較。
コージライトの蓄熱板を使用したときの、庫内温度上昇時間の計測。
コージライトになって蓄熱効果が上昇すると言うことは、当然、コージライトの方がアルミ板よりより熱する時間が必要になると考えたからです。蓄熱板がアルミの場合には、確かに10分もするとアルミ板の表面温度は400℃を超えましたので(放射型温度計で測定)、カタログ通りの数値がでています。しかし、UUNI2SのメーカーのHPを見ても、庫内温度が高くなることは記載されていますが、500℃に達するまでの所要時間については明記がないので、実際に計ってみることにしました。

【UUNI2の蓄熱板のみ、コージライト製に取り替え】
UUNI2をデッキに持ち出して、火を付けます。
DSCN4556.jpg

DSCN4558.jpg

蓄熱板の表面温度の上昇をみていたのですが、10分経っても、アルミ板の時のようには温度が上がってくれません。30分ほど粘ってみましたが、結局 手前で250℃、奥でも350℃程で止まってしまい、期待したほどの温度にはなりませんでした。(下のグラフに、仕切り板有りのスポットデータとしてプロットしています)
DSCN4559.jpg


【仕切り板の取り外しとストッパーの取り付け】
次に仕切り板を取り外します。奥に見えるのが、仕切り板です。
DSCN4568.jpg

仕切り板は、本体下側から2本のビスでとめられていので、ビスを外して仕切り板を取りはずしました。
DSCN4569.jpg

仕切り板を取り外せば、コージライトの蓄熱板を取り付ければ良いのですが、これまでは、仕切り板があったので、蓄熱板を入れても仕切り板がストッパーになって、それ以上奥に行くことはありませんでした。
しかし、今回仕切り板を取り除いたので、仕切り板の代わりにストッパーになるよう、ホームセンターで買ってきたステンレス製のL型金具を、仕切り板を止めていた穴を利用してビスで止めることにしました。
DSCN4570.jpg

L型金具のストッパーを2カ所に取り付け、作業は完了です。
DSCN4571.jpg

早速、燃焼部のペレットに火を付けて、庫内を暖めます。仕切り板がなくなったので、炎が大きくなったように感じます。
DSCN4574.jpg

使用する温度計は、前にもご紹介した放射温度計を使用。
DSCN4573.jpg

【温度測定結果】
温度測定は、5分ごとに蓄熱板の手前(蓄熱板の手前の端から80㎜前後)と奥(蓄熱板の奥の端から80㎜前後)の2カ所を測定。測定の時以外、本体の蓋は閉じて、できるだけ庫内の熱気が逃げないように注意して測定しました。
蓄熱板表面温度推移_01.gif

【温度測定でわかったこと】
■蓄熱板がコージライトに変わったことにより、蓄熱板の温度を上げるには、20分程度時間がかかること。それ以上時間が経っても大きな温度の変化はみられない。
20分後以降の温度のばらつきは、ペレットをつぎ足したりすることで温度が多少変化するためと思われます。
■今回計測した蓄熱板の表面温度は、最高値で440℃位でした。カタログ値の500℃というのは、庫内上部の温度と言うことで、蓄熱板の表面温度とは差が出てきたのかも知れません。また、コージライト以外に、庫内温度上昇のための改良がなされているかも知れませんが、情報がないので,これ以上はわかりません・・・
■仕切り板がない方が、50℃位、蓄熱板の表面温度が上昇することがわかりました。恐らく温度の拡散が高まったためと推察されます。この結果から、仕切り板は取り外して使用することにしました。

【仕切り無しで実際にピザを焼いてみました。】
温度測定の後、実際に市販の冷蔵ピザに、ミニトマトとブロッコリー、チーズを追加でトッピングして焼いて観ました。
DSCN4590.jpg

焼き時間は、3分程度できれいに焼けました。外はカリッと、中はモチッと、なかなかのできばえです。
DSCN4591.jpg

【コージライト蓄熱板の効果について】
蓄熱板がコージライトに変わったことによって、蓄熱効果が向上し、ピザの裏面の焼き具合が良くなったように思います。アルミ板の場合は、確かに表面温度はすぐに上がりますが、ピザを入れると蓄熱効果が低いため、ピザに熱を取られ、すぐに温度が下がってしまうように感じています。特に、何枚も続けて約場合には、裏面の焼きが甘いと感じるようなこともありましたので、やはり、コージライトは蓄熱効果が高く、優れものということになりそうです。焼き終わって1時間ほどたっても、蓄熱板の表面温度は100℃近くありました。(キャンプ等で使用する際には、アルミ板の方がすぐに冷えるので扱いやすいかも知れないですね。)
もっぱらログハウスのデッキで使用する私は、コージライトの蓄熱板で楽しみたいと思います。
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