額装マット用の額縁の製作 [ 5_22 額縁の製作]
額縁の製作に関しては、過去に2回ほど記事をアップしてきました。
今回は3年ぶりとなる、久しぶりの額縁製作です。
【今回の製作のポイント】
① 水彩画用の額縁(F0サイズ)で、初めて”額装マット”を使用した額の製作
② 額縁のコーナーを正確に45°カットするため、電動スライド丸鋸で使用できる治具の製作
【今回の額装マット用額縁製作の背景】
高校の同期会で友人と会った際に、水彩画を趣味にしていることを知り、私自身が水彩画を始めるきっかけになりました(ただし、最近はあまり描けてませんが・・)。友人がよく使用しているF0サイズ(180mmx140mm)の用紙を使用していることを知り、F0サイズの原画を入れる額縁をプレゼントすることになっていました。しかしコロナ感染でその後の同期会も中止となり、4年ぶりに開催される同期会に間に合わせようと今回製作したものです。
【額縁の仕様】
・額の大きさは、250㎜x250mm の正方形(額縁を正方形にしたのは、額装マットを回転することで、横の絵でも縦の絵でも簡単に飾ることができるようにするためです)
・F0サイズ(180mmx140mm)用に2mm厚の額装マットの窓抜き加工をする(窓抜きサイズは、170mmx130mm)
・使用する額縁のフレームは、市販の18mm角の桧材を使用。アクリル板(2mm厚)、マット紙(2mm厚)、厚紙のスペーサー(2mm厚)、裏板(MDF材2.5㎜厚)の構成
過去の額縁製作の記事で、加工手順等は同じになりますので、今回は上記に示したポイントを中心にご紹介します。
【① 額縁フレームの製作】
・額縁の45度カット用治具の製作
<これまで使用していたテーブルソー用の45度カット治具>
テーブルソーですので、ノコ刃は固定。治具をノコ刃に直角にスライドしてカットします。この方法は、治具をスライドするためどうしてもガタがあって精度よくカットすることは難しいといえます。
<新たに製作した電動スライド丸ノコ用45度カット治具>
一方、今回製作した治具は、スライド丸ノコを使いますので、治具をボルトで台に固定でき、ノコ刃の方がスライドするため精度よくカットできるというメリットあります。この方法は、ネットで紹介されていたので、早速自作した次第です。
丸のこの台座の穴を利用して治具をボルトで固定しています。
・カットした材料を組み立て
精度よくカットできた材料に接着剤をつけて組み立て。
きれいにカットできたので、隙間もないですね。コーナーの仕上がりもばっちりです。
・コーナー部の補強
フレーム角には、電動トリマーを使ってチギリ加工を行い、補強のためのリブ(3㎜のオーク材)を差し込んで接着します。
接着剤が乾いたら、出ているチギリを額の面に沿ってカットして完成。
・塗装作業
以上で組み立てが終了しましたので、次は、塗装です。
2個製作したので、一つは木目を生かしてクリア塗装。もう一つは若草色に塗装しました。
クリア塗装のフレームは、内側に角を斜めに落として変化をつけてみました。
若草色に塗装をしたものは、角材のままです。
・フレームの完成
以上の工程で、額縁のフレームの加工はすべて終了です。
【② 額装マットの窓抜き加工】
額装マットの窓抜き加工は、初めての経験する作業です。工具としては、OLFAの「簡単マットカッター45度」というもので、定規も付属しています。
F0サイズ(180mmx140mm)用の穴のサイズは、周囲を5㎜小さく加工するため穴のサイズは170mmx130mmとなります。
額装マットの加工は、裏側からこの工具の刃を当ててカットしていきます。刃先が下に出っ張りますので、段ボールなどのやわらかいものを下敷きにしてカットするようにと書かれていましたが、段ボールでも刃先がつっかるため、結構やりづらかったです。次回やるときには、発泡スチロールの板材を下敷きにするとやりやすいかなと感じました。
カットを終えた額装マット。特にコーナー部が難しかったです。
【③ 裏側の金具取付】
裏側から金具を取り付けて、全ての作業がが終了し、完成です。
【④ 全ての作業終了】
【友人から届いた絵を収めた額縁】
完成後、友人に届けましたが、大変喜んでくれてうれしく思っています。
早速、ご自分の絵を入れた写真を送っていただきました。額の雰囲気にマッチした素敵な絵ですね。さすがです・・・
久しぶりの額作り、楽しい集中できた時間でした。
今回は3年ぶりとなる、久しぶりの額縁製作です。
【今回の製作のポイント】
① 水彩画用の額縁(F0サイズ)で、初めて”額装マット”を使用した額の製作
② 額縁のコーナーを正確に45°カットするため、電動スライド丸鋸で使用できる治具の製作
【今回の額装マット用額縁製作の背景】
高校の同期会で友人と会った際に、水彩画を趣味にしていることを知り、私自身が水彩画を始めるきっかけになりました(ただし、最近はあまり描けてませんが・・)。友人がよく使用しているF0サイズ(180mmx140mm)の用紙を使用していることを知り、F0サイズの原画を入れる額縁をプレゼントすることになっていました。しかしコロナ感染でその後の同期会も中止となり、4年ぶりに開催される同期会に間に合わせようと今回製作したものです。
【額縁の仕様】
・額の大きさは、250㎜x250mm の正方形(額縁を正方形にしたのは、額装マットを回転することで、横の絵でも縦の絵でも簡単に飾ることができるようにするためです)
・F0サイズ(180mmx140mm)用に2mm厚の額装マットの窓抜き加工をする(窓抜きサイズは、170mmx130mm)
・使用する額縁のフレームは、市販の18mm角の桧材を使用。アクリル板(2mm厚)、マット紙(2mm厚)、厚紙のスペーサー(2mm厚)、裏板(MDF材2.5㎜厚)の構成
過去の額縁製作の記事で、加工手順等は同じになりますので、今回は上記に示したポイントを中心にご紹介します。
【① 額縁フレームの製作】
・額縁の45度カット用治具の製作
<これまで使用していたテーブルソー用の45度カット治具>
テーブルソーですので、ノコ刃は固定。治具をノコ刃に直角にスライドしてカットします。この方法は、治具をスライドするためどうしてもガタがあって精度よくカットすることは難しいといえます。
<新たに製作した電動スライド丸ノコ用45度カット治具>
一方、今回製作した治具は、スライド丸ノコを使いますので、治具をボルトで台に固定でき、ノコ刃の方がスライドするため精度よくカットできるというメリットあります。この方法は、ネットで紹介されていたので、早速自作した次第です。
丸のこの台座の穴を利用して治具をボルトで固定しています。
・カットした材料を組み立て
精度よくカットできた材料に接着剤をつけて組み立て。
きれいにカットできたので、隙間もないですね。コーナーの仕上がりもばっちりです。
・コーナー部の補強
フレーム角には、電動トリマーを使ってチギリ加工を行い、補強のためのリブ(3㎜のオーク材)を差し込んで接着します。
接着剤が乾いたら、出ているチギリを額の面に沿ってカットして完成。
・塗装作業
以上で組み立てが終了しましたので、次は、塗装です。
2個製作したので、一つは木目を生かしてクリア塗装。もう一つは若草色に塗装しました。
クリア塗装のフレームは、内側に角を斜めに落として変化をつけてみました。
若草色に塗装をしたものは、角材のままです。
・フレームの完成
以上の工程で、額縁のフレームの加工はすべて終了です。
【② 額装マットの窓抜き加工】
額装マットの窓抜き加工は、初めての経験する作業です。工具としては、OLFAの「簡単マットカッター45度」というもので、定規も付属しています。
F0サイズ(180mmx140mm)用の穴のサイズは、周囲を5㎜小さく加工するため穴のサイズは170mmx130mmとなります。
額装マットの加工は、裏側からこの工具の刃を当ててカットしていきます。刃先が下に出っ張りますので、段ボールなどのやわらかいものを下敷きにしてカットするようにと書かれていましたが、段ボールでも刃先がつっかるため、結構やりづらかったです。次回やるときには、発泡スチロールの板材を下敷きにするとやりやすいかなと感じました。
カットを終えた額装マット。特にコーナー部が難しかったです。
【③ 裏側の金具取付】
裏側から金具を取り付けて、全ての作業がが終了し、完成です。
【④ 全ての作業終了】
【友人から届いた絵を収めた額縁】
完成後、友人に届けましたが、大変喜んでくれてうれしく思っています。
早速、ご自分の絵を入れた写真を送っていただきました。額の雰囲気にマッチした素敵な絵ですね。さすがです・・・
久しぶりの額作り、楽しい集中できた時間でした。
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