デッキの手すり改修(1/4)不具合状況調査 [ 5_40 デッキの手すり改修]
9月以来の、久々の記事アップです。
今回は、今年の10月末から開始したメインデッキの手すりの腐りが進行してきましたので、遅ればせながら手すり部を交換することにしました。その他のデッキ床面やデッキの支柱などの構造体については、腐れなどの不具合は発生していません。特に床面などは毎年塗装を行ってきたので、そのおかげかと思います。
2010年に完成したログハウス、今年で13年を経過しましたが、改修作業は初めてです。
【建築完了時点の姿】
次の写真は、2010年デッキ工事完了後の姿です。
今回の改修工事対象は、正面に見える水平デッキの手すりの交換となります。
回収作業はまだ作業途中ですので、何回かに分けて改修作業の状況をご紹介しようと思っています。
まずは、デッキ手すり部の不具合状況を調査しました。
【現在の状況】
(1) 手すり部(2x6材、防腐処理材)の腐食状況
まずは外観から、現在の状況を見ていきます。
・手すりの中央部がひび割れ、穴があいています。
・手すり部材の接合部(コーナー部など)は、手すり部材が反って変形し、接合部に隙間が空いています。
手すり材の接合は、支柱の上面木口に木ネジで固定する方法をとっています。
(2) 手すりの部材を取り外し、支柱部分の腐食状況
①次に、手すりの部材を取り外して、支柱の上面木口(支柱は105㎜角の防腐処理材)がどのようになっているか確認しました。その結果、
・腐れなど問題がなかった支柱:8本
・木口がやわらかくなっていて、ドライバーでほじると簡単に穴があく支柱:5本
この5カ所は、基本的に手すり部材を接続するため、支柱木口上面に木ネジで固定していた個所で、手すり部材が経年変化で部材が反ったり、手すり部材が雨水で腐ったために、手すり材の接合部に隙間が生じて雨水が流れ込み腐れが進行したものと思われます。
恐れていたことが現実になってしまいました。もっと早く手すりを交換しておけばよかったのにと後悔の念に駆られます。しかし、13年間持ってくれたと思えば、仕方ないのかなというのが率直な感想です。
② 気を取り直して、腐れ具合がどこまで進行しているのか確認するため、腐れの見られる5本について上端から100㎜位のところで切断し腐れ具合を確認した。その結果、
・100㎜切断した部分までは腐れが進行していない支柱:2カ所
・100㎜カットしても、まだ腐れの兆候がある支柱:3カ所
③ そこで、100㎜カットして腐れが確認された3本支柱については、更に300㎜程カットして腐れの状況を確認することにしました。
・特に腐れがひどいと思われていたコーナー部の支柱については、支柱上面から100㎜+300㎜=400mmをカットして確認すると腐れのないきれいな面がでてきました。一安心・・・・・
・残りの2本についても支柱上面から400㎜のところカットして確認すると、ここまでは腐れが来ていないことが判明しました。
以上の結果から、400㎜カットした支柱を修復する必要があり、どのように部材を継ぎ足していくのかを検討しなくてはいけなくなりました。また、手すり部材の接続方法など、支柱に影響を与えないような構造を検討する必要が出てきました。今後の対応状況については、次回の記事でご紹介する予定です。
今回は、今年の10月末から開始したメインデッキの手すりの腐りが進行してきましたので、遅ればせながら手すり部を交換することにしました。その他のデッキ床面やデッキの支柱などの構造体については、腐れなどの不具合は発生していません。特に床面などは毎年塗装を行ってきたので、そのおかげかと思います。
2010年に完成したログハウス、今年で13年を経過しましたが、改修作業は初めてです。
【建築完了時点の姿】
次の写真は、2010年デッキ工事完了後の姿です。
今回の改修工事対象は、正面に見える水平デッキの手すりの交換となります。
回収作業はまだ作業途中ですので、何回かに分けて改修作業の状況をご紹介しようと思っています。
まずは、デッキ手すり部の不具合状況を調査しました。
【現在の状況】
(1) 手すり部(2x6材、防腐処理材)の腐食状況
まずは外観から、現在の状況を見ていきます。
・手すりの中央部がひび割れ、穴があいています。
・手すり部材の接合部(コーナー部など)は、手すり部材が反って変形し、接合部に隙間が空いています。
手すり材の接合は、支柱の上面木口に木ネジで固定する方法をとっています。
(2) 手すりの部材を取り外し、支柱部分の腐食状況
①次に、手すりの部材を取り外して、支柱の上面木口(支柱は105㎜角の防腐処理材)がどのようになっているか確認しました。その結果、
・腐れなど問題がなかった支柱:8本
・木口がやわらかくなっていて、ドライバーでほじると簡単に穴があく支柱:5本
この5カ所は、基本的に手すり部材を接続するため、支柱木口上面に木ネジで固定していた個所で、手すり部材が経年変化で部材が反ったり、手すり部材が雨水で腐ったために、手すり材の接合部に隙間が生じて雨水が流れ込み腐れが進行したものと思われます。
恐れていたことが現実になってしまいました。もっと早く手すりを交換しておけばよかったのにと後悔の念に駆られます。しかし、13年間持ってくれたと思えば、仕方ないのかなというのが率直な感想です。
② 気を取り直して、腐れ具合がどこまで進行しているのか確認するため、腐れの見られる5本について上端から100㎜位のところで切断し腐れ具合を確認した。その結果、
・100㎜切断した部分までは腐れが進行していない支柱:2カ所
・100㎜カットしても、まだ腐れの兆候がある支柱:3カ所
③ そこで、100㎜カットして腐れが確認された3本支柱については、更に300㎜程カットして腐れの状況を確認することにしました。
・特に腐れがひどいと思われていたコーナー部の支柱については、支柱上面から100㎜+300㎜=400mmをカットして確認すると腐れのないきれいな面がでてきました。一安心・・・・・
・残りの2本についても支柱上面から400㎜のところカットして確認すると、ここまでは腐れが来ていないことが判明しました。
以上の結果から、400㎜カットした支柱を修復する必要があり、どのように部材を継ぎ足していくのかを検討しなくてはいけなくなりました。また、手すり部材の接続方法など、支柱に影響を与えないような構造を検討する必要が出てきました。今後の対応状況については、次回の記事でご紹介する予定です。