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造作壁の作業、ほぼ終了・・・117日目 [ 1_19 造作壁]

最近は、ログハウス造りも大分大詰めを迎え、色々な作業を併行して進めていますが、4月初旬に着手していた造作壁の作業が、一部を除いてほぼ終了しました。

造作壁造りでは、壁内を通す電気配線工事や、スイッチやコンセントなどの電気機器の取付も併行して進めていました。

造作壁で特に注意したのは、間仕切り部でのすきま風の防止、光漏れの防止です。これは、ログハウス特有のセトリング対応のために間仕切り壁を天井には直づけできず、約50㎜の空隙(セトリングスペース)を設けています。また、ログとログを積んだ所には、構造上三角の隙間ができてしまいますので、その部分が隣の部屋の光漏れの原因にもなります。以上のような理由から、ログハウスでは、隙間対策が結構重要になってきます。

■ 最新の状況 【屋内】 (2010年4月23日)
・造作壁は、大きく分けて浴室・洗面所・トイレ廻りと、玄関と寝室の間に2カ所に設けています。特に、浴室廻りは、床下がオープンになっているので、もし、床下から冷気が入ってきても室内に流れ込まないように隙間を防いだり、断熱する必要があります。
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浴室・洗面所廻りの造作壁

・玄関と寝室を仕切る造作壁もほぼ終えました。玄関側の壁面には、余った材料を使って、飾り棚を作ってみました。
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玄関側の造作壁

・飾り棚には、早速l、色々置いてみましたが、妻曰く、「チョット、置きすぎ。」と・・・
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壁掛け時計と一緒にいただいたおしゃれな一輪挿しも


■ 作業の状況
【すきま風の防止】
・造作壁の天井側には、45x95㎜の角材を固定しています。屋根の傾斜がありますので、三角形状の隙間が空いてしまいます。その隙間には、パイプフードの隙間防止にも使った「すきまスティック」(高発泡ポリエチレン製)を押し込んで風の流れを防いでいます。
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「隙間スティック(高発泡ポリエチレン製)」を押し込んでいるところ

・ログハウスの天井は、ログのセトリングによって下に下がってきますので、造作壁に当たらないよう約50㎜の空隙を設けています。この部分は、カバーボードを横から当てるだけですので、どうしても隙間ができてしまいます。そこで、天井を張る際に使用した「防湿シート」がまだ余っていたので、この部分をタッカーで止めて風の侵入を防止しました。
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セトリングスペース(50㎜)は、防湿シートで塞いでいます

・電気配線ケーブルを造作壁の中を天井から床下に通すために床に穴を開けていますが、この部分も床下から風が入る原因になるので、あまった断熱材を押し込んでいます。
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ケーブルの廻りに断熱材を押し込んでいます


【断熱材の取付】
・特に風呂釜の下から冷たい空気が侵入してくる可能性が強いので、浴室を囲む間仕切りには、天井張りでも使った断熱材を造作壁に入れて、更に「防湿シート」で覆っています。その他の部分についても、余っていた床の断熱材(発泡スチロール)を全て入れ込みました。これで、完璧の筈ですが・・・
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断熱材をはめ込んだ造作壁

・玄関の間仕切りの裏側には、断熱材はもうなくなったので、残っていた防湿シートを使って全面を覆っています。これで、残っていた防湿シートも使い切りました。
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壁一面に防湿シートを


【ドアホン、給湯器リモコンの取付】
・造作壁を張る時には、ドアホンや給湯器のリモコンも取付位置を現物で確認しながら、妻に高さをチェックしてもらいながら設置しました。
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ここが家事のコントロールコーナー?


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床張りが終了し、造作壁製作・取付作業へ・・・106日目 [ 1_19 造作壁]

床張り作業も終わり、いよいよ造作壁の製作・取付作業を開始しました。

造作壁とは、浴室・洗面・トイレ・玄関などの間仕切りのことを指します。外壁や構造体でもある重要部分は、ログ材を組み上げることで同時にできあがりますが、構造体以外の間仕切りは、現場で基本的な材料が支給されて、現場で造作して作り上げていきます。ログハウスの中では、大工さんの力量が問われるところでもあるようです。

初めての経験である造作壁にいよいよ取りかかりますが、まずは、造作壁材料の屋内搬入からスタートです。そして、どのように作っていくか、手順を考えながら加工していきます。

1番面積の広い造作壁から開始です。具体的な作業状況をご紹介します。

■ 最新の状況 【屋内】 (2010年4月7日)
・床張りで残っていた所を約半日で作業を終了しました。床を傷つけいないように作業が終わり次第、養生シートで覆っています。
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全ての床張り作業が終わった屋内の様子(2010年4月5日)


・引き続いて取りかかった造作壁の状況です。(作業開始して2日目)
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最初の一面の造作壁フレーム組みが終了


■ 作業の状況
【床張り作業】
・床張り作業でお世話になった道具達ですが、まだご紹介していないものをご紹介します。
「インテリア・バール(へらのついたバール)」(写真中央)・・・へらで、床材を寄せる時・微調整時などに使用(天井を張るときにも使用)
「ちょっと重めのハンマー(900グラム)」(写真上部)・・・床材をサネにはめ込むときに、厚めの角材を介してたたき込むときに使用。愛用の金槌は、350グラムくらいですので、結構重いので力を使わなくても効果的に打ち込めます。
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床張りでお世話になった道具


【造作壁の製作/取付】
・まずは、材料の屋内運び込み。写真の角材は、造作壁のフレーム用で、サイズは、45㎜x95㎜です。写真の中にスリットのある部材が見えますが、これは、ログ壁に柱を固定するときに、ログ壁がセトリングで下に下がるのを邪魔をしないようにするためのものです。ログハウス建設では、常にセトリングのことを頭に入れて作業することが大切ということです。
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床材に変わって造作壁の角材

・まずは、造作壁で面積の1番大きい風呂と洗面所の間仕切りから取りかかりました。最初の作業は、墨出しです。今回の作業のために、ちょっと高価ですが、レーザー墨出し器(水平と垂直のラインが出せるもの:三脚と受光器付きで、約4万円)を購入して使ってみましたが、とても便利です。床にレーザー墨出し器をおいて垂直ラインを照射すると、床から壁/天井まで一気に位置出しができます。さすが、レーザーですね。
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写真下にレーザー墨出し器。その先に赤いラインが。

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ちょっと見にくいですが、レーザー光が壁から天井まで。

・天井にフレームを取り付けます。天井から出ている電気配線を床下まで持って行きますので、フレームにも穴を開けてケーブルを通します。
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天井からのケーブル

・下の写真でほぼ、1面のフレームができあがりました。お気づきかと思いますが、天井についているフレームと下のフレームとは、縁が切れています。その理由は、天井は、ログのセトリング(settling)によって、天井も下がってきますので、その影響を受けないように床側のフレームと天井のフレームは、50㎜ほどの隙間を設けて、そこでセトリングを吸収しているのです。
当然ですが、まだフレームのみですので、中に断熱材を入れて壁材(天井板と同じ)を張って完了となりますが、それはまだちょっと先になると思います。

でも、造作は、自分で色々考えて、工夫しながらの作業となるので、結構楽しいですね。
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ほぼ完成したフレーム


■ その他
・設備関係は、ネットで購入しているのですが、便器・洗面化粧台・照明などが徐々に納入されてきています。何とか今月中には、取り付けたいと思っています。
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出番を待つ設備・・・


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