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<作業小屋> 土台柱の羽子板付き束石への締結 [ 2_02 軸組工事]

作業小屋の外装はほぼ終了ですが、土台の柱を羽子板付き束石(コンクリート)に固定していたのは、コーススレッドのみでしたので、やっとコーチボルトによる土台柱との締結が終了しました。

それでは、簡単ですが、作業の様子をご紹介します。

■ 最新の状況 (2011年1月9日)
作業小屋の土台柱(105㎜角)にコーチボルト(Φ12 x 70㎜)を取り付けた所。羽子板付き束石を小屋土台の周囲の12ヶ所に使用しているので、その全てにコーチボルトで締結を完了しました。これまでは、75㎜のコーススレッド2本で仮止め状態でしたが、これで多少の風が吹いても大丈夫です。
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土台柱を基礎にしっかり固定

■ 作業の状況
・まず、羽子板部分のΦ13.5㎜の穴に、コーチボルト用の下穴(Φ10㎜)を50㎜程度の深さにあけます。
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羽子板の穴の中央に下穴あけ

・次に、コーチボルト(軸径12㎜ x 長さ75㎜)を、ボルトの頭下20~30㎜位を残して金槌で打ち込みます。無理矢理、全て打ち込まないように注意が必要です。
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コーチボルトを下穴に差し込んだところ

・その後、残りの長さ20~30㎜を充電式インパクトドライバーで六角ソケットレンチを使って、最後まで締め付けて終了です。(このコーチボルトの締結方法は、ログハウス建築の際に、大工さんから教わりました)
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コーチボルトを締め付けたところ

・今回の作業で使用した道具類です。
使用した工具は、六角ソケットレンチ・ラチェット、金槌、充電式インパクトドライバーと六角ソケットレンチ、下アナ用ドリル、センターポンチです。センターポンチは、板金などにドリルで穴あけする際にドリルの位置決めをするための小さな穴をあける工具ですが、私は、木工の場合にも位置決めが必要な際には使用しています。木工でも位置決めには便利ですよ。
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今回の作業で使用した工具


■ その他
【野菜作りのための小さな畑の土づくり】
・ログハウスの南側の一角に、野菜をつくために小さな畑を作ることにしました。広さは、わずか5㎡余りの小さな畑です。作る予定の野菜は、ピーマン、ナス、ミニトマト等です。実際の植え付けは、春になってからですが、今回は、土地を30㎝ほど耕して消石灰、腐葉土、牛糞などを混ぜて土づくりを行いました。
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土づくりを終えた小さな野菜畑

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<作業小屋> 垂木取付 [ 2_02 軸組工事]

先週、棟上げが終了しましたので、この週初めに2日ほど一人で作業しました。壁の仕上げの前に、屋根を葺くことを優先したいので、垂木と鼻隠しの取付を始めました。

垂木には、ログハウスで余っている45x45の角材を2本をボンドとコーススレッドで接合して垂木として利用します。これで、ほとんどの45x45材は、ほぼ再利用できました。

では、垂木と鼻隠しの取付状況をご紹介します。

■ 最新の状況 (2010年10月13日)
垂木と鼻隠し(奥側のみ)をとりつけ、右側面の壁にもベニア板をはって、随分小屋らしくなって来ました。早く、野地板を張って、屋根を葺きたいものです。屋根葺きは、今月末くらいになりそうです。
※「鼻隠し」とは、垂木の端部を隠す板のこと。
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垂木の取付が完了しました


■ 作業の状況
【垂木の取付】
・まずは、垂木の加工です。垂木には、余りの45x45の角材を2本接合(45x90の角材)して利用することにしました。棟木の上で垂木どうしを接合するための金具もあらかじめ取り付けておきます。
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垂木の加工、金具も取り付けました。

・垂木を棟木の上で接合します。
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棟木の上の垂木接合部分

・垂木を母屋と軒桁に取付のために、あらかじめ位置決めした金物(2x4用の金物を流用)を母屋と軒桁に取付ておき、垂木を固定しました。念のために、垂木の上からも120㎜のコーススレッドで母屋に直接固定しました。
ログハウスの場合、セトリングという現象があるので、垂木の固定もスライド出来る金具で取り付けましたが、今回はパネル工法ですので、セトリングを全く気にする必要がないので、しっかり固定しました。
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母屋の上に金具で垂木を固定

・できあがりは、ざっとこんな感じです。
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垂木を取り付けたところ

・垂木取付後の全景写真です。
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まずは正面から

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角度を変えて、全景


【鼻隠しの取付】
・小屋の左側面の垂木に鼻隠しを取り付けました。一人作業ですので、取付は大変です。まずは、鼻隠し板を借り受けするガイドを垂木にLクランプで仮固定しました。そして、鼻隠し板を垂木の端部に押さえつけるためにLクランプを利用しますが、垂木の端部近くには、Lクランプを引っ掛けるための端材を取り付けておきます。
一応この段取りができると、鼻隠し板を垂木の端部にコーススレッドで固定しました。
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鼻隠しを取り付けているところ


これらの一連の作業は、ログハウスの建築でも経験済みでしたので、比較的スムーズに作業できました。ログハウス建築を通じて、建物建築の基本を勉強したことで応用も利くようになり、今回の小屋造りに活かされていると思います。

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<作業小屋> 棟上げ完了! [ 2_02 軸組工事]

作業小屋のフレーム造りが終了し、棟木・母屋と軒桁の加工も2010/10/07に終了したので、いよいよフレームの組み立て作業になります。いわゆる棟上げの段階となりました。

さすがにフレームの組み立てと棟上げは一人作業では無理なため、息子の応援を頼むことに。そして、2010年10月8日に一日がかりで棟上げまで完了しました。これで、作業小屋建築の山場を超えた感じです。作業小屋は、全ての設計と施工(基礎工事を含めて)をセルフビルドでやっていますので、ログハウスの時とはまた違った達成感があります。

※ ログハウスの建前が、ちょうど1年前の2009年10月9日よりスタートしたことを思い出しました。

それでは、棟上げまでの作業状況をご紹介します。

■ 最新の状況 (2010年10月8日)
・通常パネル工法とは、2x4材で組んだフレームにベニア板を貼り付けた状態で組み立てを行うことになりますが、今回は、ベニア板をフレームにはると重量が増すので、フレームだけの組み立てを先に行うことにしました。以下の写真が、全てのフレーム組み付けと上棟を行った状態の小屋の様子です。広さは6畳しかありませんが、一丁前に建物という感じがします。
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棟上げまで完成したところ

・フレームだけの組み立てでは、ベニヤ板を取り付けていないので、どうしても剛性不足になります(手でフレームをオスと少しグラグラする感じ・・・)。そこで、棟上げ後に何枚かのベニア板フレームに固定したところ、フレームのグラグラは、これで、ほぼ解消。これぞ、パネル工法の実力ですかね・・・ビクともしません。
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とりあえず何枚かのベニア板をとりつけて強度アップ


■ 作業の状況
それでは、作業の状況を実際の手順に基づいてご紹介します。
【フレームの製作】
・壁面パネル6枚のフレーム製作を終え、更に、棟木と母屋を受けるフレーム3枚を製作。
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棟木/母屋・軒桁を受けるフレームの製作

・全てのフレームの製作が終了しました。
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製作完成したフレーム


【棟木・母屋などの製作】
・次に、棟木、母屋、軒桁の製作に取りかかりました。
まずは、母屋と軒桁の製作です。長さが4.6メートルありますので、手元に残っていた材料を有効利用することにしました。45x45の角材を3本重ねて母屋・軒桁としました。重ねる際には、接合面に木工ボンドを塗り、ずれないようにLクランプでガイドしながら、100㎜の鉄釘(これもログハウスキットの余り物)を両面から打ち込んで母屋・軒桁としましたが、結構しっかりしたものができあがりました。
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得意の材料接合

・棟木については、ログハウスのキットに予備ログ材(92x160㎜)として同梱されていた約6メートルのログ部材が1本余っていたので、いい記念になると思い、これを棟木として利用することにしました。
垂木が載る部分には、屋根の勾配(18°)に合わせて切り込み加工しました。
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ノミの使い方も大分上達しました!?


【フレーム組み立て】
・まずは、手前の入り口のフレームから組み付けを開始。フレームの取付に当たっては、フレームの倒れ(垂直度)を確認しながら、両サイドに仮の筋交い取り付けて位置決めして床のフレームに90㎜のコーススレッドで固定。
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正面の入り口のフレームから取付へ

・建物の周囲の全ての壁パネル用フレーム(6枚分)の組み付けを終了。
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壁面のフレームを全て取付

・続いて、棟木・母屋・軒桁を取り付けるフレーム(3枚)を取り付けました。なお、中央のフレームの下側には、2x6材を2枚合わせてフレームへの荷重を受けることにしました。いよいよ棟上げですが、どのような手順で上げるか息子と打ち合わせです。
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棟上げの手順を打ち合わせ中・・・


【棟上げ】
・棟木を取り付ける前に、母屋を取り付けて、フレームの垂直度をきちっと出してから、棟木を取り付けることにしました。さあ、いよいよ棟上げです。
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1番重い棟木の取付です。ヨイショッと・・・

・無事、棟木を上げて、フレームの溝に、懐かしの掛けやでたたき込んでいるところ。久しぶりの高所作業です。
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ログハウスで活躍した掛けやが再登場

・無事、棟木・母屋・軒桁の取付を終了。思わず、万歳してしまいました。
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”ヤッター”、息子と思わず万歳・・・・


ログハウスが完成して以降、初めて来てくれた息子の応援に感謝です。今回は、息子が応援に来てくれたので、妻は写真担当でした。


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<作業小屋> 壁パネルのフレーム製作 [ 2_02 軸組工事]

土台作りが終わり、いよいよ壁パネルの製作に取りかかりました。まずは、材料の裁断し、引き続きフレームの組み立てを開始しましたので、ご紹介します。

■ 最新の状況 (2010年10月1日)
壁パネルは、妻面(2面)、桁行面(4面に分割)で合計6面分のフレームを作りますが、現時点で3面分の製作が終わりました。フレームだけでも結構な重量になります。これにベニア板(12㎜)を張ってしまうととても一人では組み付け出来そうにありません。また妻の応援が必要になってきそうです。
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できあがった壁フレーム

週末は作業を休むので、雨が降っても大丈夫なようにブルーシートをかけて養生しています。
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作業が終わるとブルーシート掛け


■ 作業の状況
・まずは、壁パネルのフレーム図面を起こしているので、それに基づいて先日追加購入した2x4材を裁断しました。図面を起こして、長さ毎に何本必要かをリストにして作業にかかると効率的です。
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2x4材の裁断

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木口には鉛筆で長さを記入

・フレームの組み立てには、いつも使っているコーナークランプで位置決めをしながら、75㎜のコーススレッドで止めていきます。できあがった床の上での組み立て作業ですのでとてもやりやすいです。この辺の作業は、ログハウスの間仕切り壁の造作と同じような作業となります。
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クランプを利用しての組み立て作業



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<作業小屋> 床張り作業終了 [ 2_02 軸組工事]

先週、土台組みと根太取付が終了したので、今週は、床張り作業を行いました。これまでの材料は、全てログハウスの残材を使用したのですが、壁用と野地板用のベニア板と壁のフレームに使う2x4材は、近くのホームセンターで新規に購入することにしました。

■ 最新の状況 (2010年9月22日)
床には、ベニア板(針葉樹合板 12㎜厚)を2枚重ねにし、その間に「透湿・防風シート」を敷き込みました。作業小屋のため、床に負荷もかかることが予想されるので、出来るだけしっかりした床を作りたいと考えています。
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床張り終了です


■ 作業の状況
・根太の上に、一段目のベニア板(910x1820㎜)を6枚を根太に釘で固定し、その後に、「透湿・防風シート」をタッカーにて敷き詰めました。
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1段目のベニアの上に透湿・防風シート

・続いて、2段目のベニア板(6枚)を張って、これで24㎜厚のしっかりした床ができあがりました。
作業小屋の床なのでこれで十分かとも思うのですが、この上に更に床材(パイン材か杉材など)を張るかどうかは、全体ができあがった状況で考えようと思っています。
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2段目のベニア板


・以上で、床張りが一応終了しましたので、次は、壁の取付に移ります。
壁材は、2x4材をフレームにしてその上にベニア板をはるパネル工法となるので、近くのホームセンターで材料を購入することにしました。
因みに、購入した材料は、ベニア板(針葉樹合板、910x1820㎜・12㎜厚)を30枚、2x4の12フィート(3650㎜)材を約28本です。自家用車には積載できないため、ホームセンターの1tトラックをお借りしました(トラックは、2時間まで無料で貸してくれますが、事故等については、借りた本人の責任で処理することが条件です。とても有り難いサービスです)。

トラックには余り運転したことがなかったので、結構緊張の時間でしたが、無事、所定の時間内に搬送を終えることが出来ました。現地に到着して資材を作業場まで運ぶのに一人作業だったので、一時間もかかってしまいました。トラックを戻す時間が近づいていたので、昼食抜きでの作業になってしまいました。

※ 参考情報
壁などのパネルを作る場合のベニア板には、2種類ありますが、ホームセンターの方から、「強度的には、OSB合板より、針葉樹合板の方が強いですよ。」とアドバイスいただいたので、全て針葉樹合板を使用することにしました。OSB合板は、木片チップを接着しているだけなので、特に湿気には弱いようです。
 ・針葉樹合板(針葉樹で作られた合板)
 ・OSB板(Oriented Stranndboardの略。薄い削り辺を積層・接着して作られた合板)

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ホームセンターのトラックをかりて材料運搬


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<作業小屋> 土台組み終わる [ 2_02 軸組工事]

最近は、やっと暑さも和らぎ、風はすっかり秋の兆しです。屋外作業が随分楽になりました。

さて、先週の基礎工事に引き続いて、今週は、作業小屋の土台組み作業に取りかかり、根太の取付まで終了しました。これからは、ベニヤ板で床張りし、続いて2x4のパネル工法の考え方で壁の造作にかかる予定です。

■ 最新の状況 (2010年9月18日)

敷地の端からみた写真ですので、作業小屋がすごく大きく見えますが、広さは、3坪(6畳)です。本日時点で、土台組みが終わり、根太の取付まで終了したところです。

※今回の作業小屋建築は、インターネットの情報や、「ドオーパ」((株)学習研究社発行)という雑誌などを参考に、自己流で設計・建築しているものですので、もっと理屈にあったスマートなやり方があるかも知れません。あくまでも参考としてお考えください。

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敷地の隅からの作業小屋土台


■ 作業の状況
・前回の記事でご紹介したとおり、基礎工事が終了しましたので土の埋め戻しを行うのですが、小屋の床面を束柱で支える構造にしていますので、まだ水糸を引いている段階で束柱の必要な高さを計測した上で、遣り方用の囲い板を外し、土の埋め戻しを行いました。
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基礎廻りの土の埋め戻し

・早速、土台組みには、□105㎜の防腐防蟻剤注入材(これもログハウスの残り材)を使用します。土地が斜面のため、上側の土台には、束柱はなく直接基礎の置く構造となっています。
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いよいよ土台組みの開始です

・また、土台組みの中央には、根太を載せる大引(2枚の2x6材)を配置し、この大引も2本の束柱で荷重を受けるようにしています。
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根太を受ける大引の部分

・土台組みでは、基礎工事のところでも書きましたが、やはり独立基礎が微妙に捻れて配置されていたり、寸法が微妙にずれていたりしましたが、2x4用の金具をつかって、しっかり固めました。これで何とかなるのではと考えていますが、チョット、やり過ぎでしょうか!?
なお、羽子板付き束石と束柱は、90㎜のコーススレッドで固定していますが、最終的には、75㎜位のコーチボルトで固定する予定です。
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以前買っていた2x4の金具を使ってみました

・根太(45x95)は、作業スペースの床を支えることになるので強度も考慮し根太の取付ピッチを300㎜としました。因みに、ログハウスの床の根太の取付は、455㎜ピッチです。
土台組みと根太には、ログハウスのデッキに使用した浸透性塗料(防腐・防水・防蟻)で塗装しました。これは、独立基礎ということで小屋の床下を雨が流れるような状態になるので、塗装でしっかり水分等から防御できるようにしたいと考えたからです。
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根太を取り付けてこんな感じになりました


■ おまけ
・現地は、標高300メートルですので、朝晩は結構涼しくなってきました。最近、家の廻りに秋の七草である「萩」があちこちに群生しているのに気がつきました。小さくて可憐な花をつけています。楚々とした萩の花は結構好きな花のひとつです。そこで、早速、写真に撮ってみました。
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ログハウスの廻りにある「萩」

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可憐な「萩」の花


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