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(4) ドア枠へのカバーボード取り付け完了 [ 5_12 玄関にドア増設]

玄関の上がり口に取り付けていた片開きガラスドアのカバーボードの取り付けが完了し、これで全ての作業が終了しました。因みに、取り付け作業日数は、合計2日程でした。

ドアを一枚追加するだけで、部屋の雰囲気も変わり、玄関側が開放されていたときと比べて、気分的にも安心感が増したように感じてます。また、エアコンの効きや音漏れに対しても効果が期待できそうです。久しぶりの大ものの大工仕事は達成感もあり、とても楽しかったです。

さて、今回購入したのは5万円ほどの比較的廉価な北欧のパイン製室内ドアですが、作りも良く、組立のマニュアルも整備されているので、素人にも比較的簡単に取り付けられると思います。特に、3次元蝶番のお陰で微調整も楽に行えますので、ご検討の方、是非チャレンジされてはいかがでしょうか。

それでは、最後に行ったカバーボードの取り付け状況をご紹介します。

■完成後の状況
玄関上がり口にドアを設置する前後で、その状況を比較してみました。こんな感じになりました。
①玄関側から見たところ
 【BEFORE】
DSCN1908.jpg

 【AFTER】
DSCN2000.jpg


②リビング側から見たところ
 【BEFORE】
DSCN1909.jpg

 【AFTER】
DSCN2005.jpg


■ドア枠周りのカバーボードの取り付け状況
【カバーボード用の材料調達】
カバーボードとは、ログ壁の開口部に取り付けたドア枠(三方枠)の周囲を覆うためのボードのことです。通常は、ドアのメーカーで用意されているオプションのケーシングや見切り板というものを使うようですが、ケーシングの幅が140㎜以上必要なため、オプションのケーシングは52㎜幅しかないので、結局、材料の手配・加工も自分で行うことにしました。

<メーカーの取り付け図>
三方枠の周囲を見切り板とケーシングで仕舞いをする構造となっています。
door-casing1.jpg


<カバーボードの取り付け方>
下図のように簡単な方法でドア枠とログ壁の開口部に出来た隙間を一枚の板で周囲をカバーしていきます。これは、ログハウスに付属していた室内ドアも同様の方法で行いましたので、今回もこの方法を採用することにしました。
door-cover-board1.jpg

(※ログ壁の部分には三方枠を取り付けるフレームがありますが、上記の図では省略しています)

カバーボードの幅は、実測したところ140㎜以上必要なため、1x4材をつなぎ合わせて使用することとしました(1x6材では、幅寸法が不足なため)。カバーボードの高さが2,100㎜程度必要となるため、結局、1x4の12フィートを8本購入することにしました。

近くに新しくできたホームセンターの業者向けのコーナーで、1x4材の12フィートを8本(8本で5,000円弱)を購入し、ホームセンターで2,200㎜の長さでカットしてもらいました(20円/カット)。これで自家用車でも運搬できました。


【カバーボードの加工】
カバーボードは、1x4材に幅約50㎜にカットした1x4材をダボ継ぎでカバーボードを製作します。片側の板にφ10の下穴を開け、ダボ用のマーキングポンチを使って、相手側の板にマーキングし、ドリルで穴を開けます。
DSCN1996.jpg

片方の穴にダボをたたき込み、接続面に木工ボンドを付けて2枚の板をつなぎ合わせます。カバーボードは、合計6枚(縦x4枚、上x2枚)つくります。
DSCN1999.jpg


【カバーボード取り付け】
製作した6枚のカバーボードをドアの枠にそって、木ネジで取り付けます。ログの場合は、セトリング対策として、カバーボードはログではなく、三方枠を固定しているフレームに固定します。
DSCN2006.jpg

※参考 カバーボード取り付ける前の状態(三方枠の周りにフレームや隙間が見えています)
DSCN1957.jpg


カバーボードの上部は、下の写真のように段を付けて加工しています。
DSCN2004.jpg

ドアの下側はこんな感じ。
DSCN2008.jpg

カバーボードの取り付けが終了です。これは、リビング側から見たところです。
DSCN2002.jpg

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(3) ドア取り付け作業、ほぼ終了 (2日目) [ 5_12 玄関にドア増設]

玄関上がり口へのドア取り付け作業2日目のご紹介です。

1日目にサイドフレームと三方枠の加工を終えて、二日目は、いよいよドアの取り付け作業です。朝食を済ませて、早速、8時半頃から作業開始です。

■ サイドフレームの取り付け
1日目に加工したサイドフレームをログのT-BOARDにコーススレッド(75㎜)でネジ止め。
DSCN1932.jpg

スペーサーは、片側に5カ所取り付けています。これで、サイドフレームの内側の寸法が784±1㎜の精度で寸法出しができました。これがドア取り付けで最も重要な作業となりますので、垂直度やねじれの有無など確認しながら慎重にすすめる必要があります。
【ポイント】 サイドフレームには、2x4のSPF材を使用しますが、ホームセンターで購入する際には、曲がりやねじれのないものを選ぶと精度良く寸法を出すことができます。
DSCN1933.jpg


■ 三方枠の組立と金物の取り付け
三方枠は、ばらばらで来ますので、付属のネジを使って、コの字柄に組みます。
DSCN1930.jpg

三方枠を取り付けたサイドフレームの間にはめ込みます。三方枠の両サイドの枠板のみを、サイドフレームに付属のネジ(片側5カ所、計10カ所)で止めていきます。
【ポイント】
三方枠事態も曲がりやねじれがありましたので、サイドフレームにネジ止めする際には、水準器で傾きを確認して、Fクランプで矯正しながら固定しました。

三方枠の上部の枠板はネジ止めせず、フリーの状態にしておきます。これは、ログハウス特有の取り付け方法で、セトリングによるログ壁の収縮(下がってくる)に対応するため、上部には約15㎜の隙間を空けるため、固定しません。建築当初であれば、セトリング量が大きいので、40㎜くらい隙間を空けるのですが、ログハウスを建てて2年以上経過し、セトリングも既に落ち着いているため、今回は15㎜程度にしました。
DSCN1934.jpg

三方枠をサイドフレームにネジ止めした後は、三方枠の内側の溝に、「戸あたり」(付属品)を接着剤を付けて軽くたたき込みます。この「戸あたり」を取り付けると三方枠を固定したネジの頭が隠れるようになっています。
DSCN1936.jpg

「戸あたり」を付け終わったら、ヒンジ(右側枠の上下2カ所)を付属のネジで固定します。取り付け位置は、予め切り込み加工がされていますので、そこに合わせてネジ止めすれば終わりです。
DSCN1935.jpg

左側の枠には、錠前のラッチボルトが入る金具(ストライク)を指定された場所(切り込みあり)にネジ止めします。
DSCN1937.jpg


■ ドアへのヒンジ取り付け
次は、ドア本体へのヒンジの取り付けます。これも、ドアに切り込みがありますので、そこにヒンジの相手側を付属のネジで固定します。このヒンジは、三次元蝶番といわれる優れもので、3方向を微調整できます。
DSCN1938.jpg

上下2カ所のヒンジを取り付けます。
DSCN1939.jpg


■ いよいよ、ドアの組み込みと部品取り付け
いよいよドアを三方枠の中に組み込みます(これを「ドアの吊り込み」というようです)。ドアに付けた上下のヒンジのピンを、三方枠につけたヒンジのボスに差し込みます。
DSCN1941.jpg

ドアの開け閉めをして、ドアの位置を微調整。簡単にドアの倒れや偏りを調整できました。
DSCN1955.jpg

下側のヒンジは、何の調整もなく終了。
DSCN1942.jpg

ヒンジの調整が終わったら、カバーを取り付けます。
DSCN1943.jpg

最後は、錠とドアハンドルをドアに取り付け終了です。この部分は、特に調整作業はありませんので、すんなり終了。
DSCN1954.jpg

次は、ホームセンターで買っておいたドアストッパーの取り付けです。
DSCN1948.jpg

ここは、玄関口ですので、夏場はドアを開けっ放しにすることも多いので、風などで閉まらないように引っかけタイプのドアストッパーとしました。
DSCN1949.jpg

以上の作業で、ドア自体の取り付けは、完了です。ドアが新しいので、周りの色と比べて白っぽくなっていて違和感がありますが、時間が経つと同じような色になってくると思われます。
DSCN1951.jpg

ドアの周りは隙間が空いていたり、三方枠やサイドフレームが丸見えです。これらを覆うカバーボードを周りに取り付けるのですが、近くのホームセンターでは1x6材が入手できず、今回の作業は、ここまでとなりました。残りは、別のホームセンターで材料を入手してからの作業となりました。残念・・・・。
DSCN1957.jpg


■ ドアの組み込み終了
今回のドア取り付け作業は、ドアが到着して、午後から作業を始めて、翌日の午前中に終了。合計約1日の仕事となりました。思ったよりも順調に終わりました。

それでは、取り敢えずの仕上がり状態をご覧ください。

・透明ガラスですので、外のシマトネリコもよく見えます。
DSCN1965.jpg

・開口部にドアがついて、より部屋らしくなりました。
DSCN1963.jpg

・玄関側から見るとこんな感じ。
DSCN1961.jpg

・部屋全体を見渡すとこんな感じです。リビングルームと玄関が仕切られて落ち着いた感じになり、満足してます。また、暖房や冷房効果も増すので、省エネにも貢献できると思います。
DSCN1960.jpg

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(2) 片開きドア到着!取り付け準備 (1日目) [ 5_12 玄関にドア増設]

ネットで注文していた玄関の上がり口に片開きガラス付きパインドアが、予定通り午後1時頃に宅急便で現地に無事到着し、デッキに仮置きしました。

荷物は、3つの梱包(①ドア本体 ②枠関係(三方枠と戸あたり) ③金物(ヒンジ、錠、ドアハンドル、ビスなど)に分かれています。

ドアの設置作業は、2日ほどかかりましたが、その作業の様子を順にご紹介したいと思います。まずは、1日目の作業のご紹介です。

■ ドアが到着
梱包の中身をチェック。必要な部品は全てそろっていることを確認します。価格は、運送費を含めて約5万円です。決して安い品物ではなく、ネットのカタログしか見ていないので、多少心配でしたが、ものはしっかりしていたので一安心です。

・送られてきた品物を取り敢えずデッキに並べて。
DSCN1910.jpg

・梱包をほどいて内容を確認。ドアは、ガラスや厚いフレーム(約40㎜)でできているので、結構重量があります。
DSCN1911.jpg

・金物類もチェック。(左上:ヒンジ関連 右上:錠関連 左下:ドアハンドル 右下:ネジ類)
DSCN1914.jpg

・部品は破損もなく、全てそろっていることが確認できたので、一緒に送られてきた「施工説明書」を一読して、今後の作業の手順を決めます。

■ ドアの取り付け方法の最終確認
ドアが到着し、現物で各部寸法なども確認できましたので、ドアの取り付けに当たっての段取りを下図のように決定しました。ログハウスを建築する際の室内ドアを3カ所程、自分で取り付けた経験から、今回の作業では、①ログ壁の切り欠き作業と②三方枠を固定するサイドフレームを精度良く取り付ける作業が重要だと考えています。
door_0003.jpg

【参考】 なぜ、三方枠というのかは、図をご覧になって気づかれると思いますが、下の枠がなく、左右と上の三方しかないのでこのように呼ぶようです。ちなみに、今回は、ドアの下に約10㎜の隙間を空けて室内喚起ができるようにしました。

■ 玄関の上がり口のカバーボードの取り外し
これまで開口部であった所につけていたカバーボードを取り外します。左側と上側がカバーボードを取り除いた状態、右側にはまだカバーボードが残っている状態。
DSCN1909.jpg

開口部の左右には、T-BOARDという部品が付いています。これは、ログの端部を揃える役割とログのセトリングの影響を受けないようにログとは切り離されてスライドするようになっています。ドアはこの部分に取り付けることになります。
DSCN1908.jpg


■ ログ壁のカット作業
ドアの高さが2,040㎜あるので、今の開口部では入らないため、約90㎜ほど切り欠く必要があります。ログの厚みが92㎜ありますので、丸鋸を使って両側からカットします。
まずは、両面からカットしますので、位置がずれないように丸鋸のガイドを固定します。
DSCN1919.jpg

何とか一発でうまくカットでき、高さ方向が高くなりました。
DSCN1920.jpg

カットしたログ片。なんと言うことでしょう・・・部屋中、おが屑が飛散して大変なことに・・・・。この後の部屋の掃除は、1時間近くかかってしまいました。
DSCN1921.jpg


■ 三方枠の奥行きカット
ドアのヒンジを取り付ける三方枠(ドアの付属品)の奥行きがログ壁の厚み(92㎜)より厚いため、ログ壁の厚みと同じになるように約20㎜カットします。作業小屋にベンチソーを引っ張り出して準備です。
DSCN1915.jpg

長さ2,090mmの三方枠のフレームもきれいにカットできました。やはり、ベンチソーを使うと切れに切れますね。
DSCN1916.jpg


■ 三方枠を取り付けるサイドフレームの加工
・三方枠を固定するサイドフレーム(2x4材を使用。ホームセンターで購入したもの)間の寸法 784㎜を正確に確保するため、下げ振りでT-BOARDの垂直度や、曲がりなどをチェックしているところ。
DSCN1924.jpg

DSCN1925.jpg

下げ振りを使ってサイドフレームに挟むスペーサー(5カ所)の厚みを求めます。T-BOARDの曲がりがあったため、左側のサイドフレームには、4~8㎜のスペーサーを使うことになりました。下の写真では、左のサイドフレームにスペーサーを接着しているところです。
なお、右側のTーBOARDは、垂直度もしっかり出ていましたので、スペーサーは使用せず、2x4材をそのまま取り付けて、サイドフレーム間の寸法784㎜を確保することにしました。
DSCN1927.jpg


ドア増設の1日目の作業は、陽も落ちてきましたので、ここで終了となりました。2日目の作業の様子も追ってご紹介します。

久しぶりの大工作業は緊張しますが、でも、自分でやるって楽しいですね・・・。
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(1) ログハウスの玄関にドア増設を検討 [ 5_12 玄関にドア増設]

年も明け、今年のログハウスやメンテナンスの項目を色々検討しています。

これまで頭の中では色々考えていたのですが、今年の冬は特に寒い日が続いていますので、今年こそ、ログハウスの玄関上がり口にドアを追加しようと検討を進めています。省エネにもなりますので・・・

現在の玄関上がり口には、下の写真のように開口部があります(これは、ログハウスの元々の標準仕様)。しかし、最近の冬の寒さを考えれば、暖房効率等を考えるとやはり、この部分にドアを付けた方が賢明との結論に達しました。

まずどのようなドアを付けるか色々検討した結果、比較的低価格なパイン無垢材のガラス戸が見つかりましたので、候補をこれに絞りました。

【現在の玄関上がり口の状況】
・玄関を入ったところから見たところ。
DSCN0530.jpg

・リビング側から見たところ。
DSCN0529.jpg


【ドア増設検討図】
検討図は、玄関側から見た図面になっています。

増設するドアは、パイン材ベースのドアフレームの上側にガラスの入ったドアで、インターネットの検索で見つけたものです。まだ購入はしていませんが、主な仕様は、以下の通りです。

片開きガラスドアPG 8x21
 ・ドア寸法:725 x 2040
 ・枠外寸法:784 x 2090
 ・材質: 無垢パイン材 (北欧産欧州アカマツ 節あり)

ドアの背が高く、現在のログ壁の開口部高さが不足するので、100ミリ程度上側を切り欠く必要がありますが、幅などは問題なく入りそうです。

玄関上がり口ドア_640.jpg


【ドア増設状態をシミュレーション】
検討中のドアを取り付けたイメージを玄関側とリビング側から見た写真に合成してみました。

なかなかいい感じになりそうです。この作業は、春くらいまでにやろうと思っていますので、取り付け作業についても順次ご紹介します。
DSCN0530+door_glass.jpg

DSCN0529_door.jpg

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