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カウンター下収納庫の製作(4)補足 [ 5_20 カウンター下収納庫の製作]

カウンター下収納庫については、既に取り付け完了までご紹介していますが、細かな作業について補足の情報をご紹介したいと思います。

■カウンター棚のズレ防止
カウンター下収納庫の右側のユニット。観音開きの扉をスライド蝶番で取り付けています。
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棚板の高さ調整ができるよう棚柱を使用していることは、既にご紹介済みですが、棚が扉を開けた際や地震などで前にズレて落ちないようにストッパーを取り付けました。
市販のプラスチック製スリーブ(φ5㎜x10㎜高さ)をビスで棚板の裏側に取り付けます。
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スリーブを固定したところ。
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ストッパーのスリーブは、左右に箇所に取り付け。
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棚板を棚柱のフックに載せたところ。右側のフック側面にストッパーが当たり、手前(右側)に棚板がズレるのを防ぎます。
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とても簡単なストッパーですが、これがあると安心です。

■カウンター扉の戸当りクッション取り付け
開き戸をスライド蝶番で取り付けると、扉が閉まったときに音がします。これを防ぐのが
プラスチックの戸当りです。これは、ホームセンターで市販されている接着剤のついた半球状のプラスチックを扉の上下に貼るだけとう簡単なものですが、扉を閉めたときの衝撃と音を抑えてくれるので便利な部品です。市販の家具などにも使われているものです。
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次に、右側ユニットの左側には、アルコールなどのお酒類をおいているので、地震の際に瓶が割れたりするのを防ぐために「扉開きストッパー」を取り付けました。これは、冷蔵庫上部収納庫でも使用しています。
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以上です。今回製作したカウンター下収納庫は、とても使い勝手が良く満足・・・しています。
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カウンター下収納庫の製作(3)組み付け [ 5_20 カウンター下収納庫の製作]

■カウンターへの組み付け作業
組み付け作業の開始です。
写真ではよく見えませんが、ベースプレート(21㎜のシナランバー、奥行き130㎜)を床の上に敷いて床にネジで固定、その上に2つのユニットを載せています。フレームの上部とベースフレーム側にビスで固定しています。
右側のユニットには、棚柱を利用して任意の高さに棚を取り付けています。20㎜ピッチで高さ調整が可能になっています。
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左側のユニットの棚板は、高さ固定しています。
扉の取っ手は、キッチンカウンターの引き出しに使っているものと同じようなシンプルなものを使用しています。
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実際に品物を収納してみました。右側のユニットには、アルコール類とコーヒー・お茶など、使用頻度の高いものを。
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左側のユニットは、水やお茶、食材などを備蓄するスペースにと考えています。
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扉を閉めると、こんな感じ。自作キッチンカウンターにぴったり収まった収納庫、すっきりした感じに仕上がりました。
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収納庫の反対側の引き出しとも、デザインが統一できて、満足しています。
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■製作作業を終えての感想
計画時に今回の製作のポイントしてあげた点についての感想。

①スライド蝶番について
初めて使用したこともあり、とても神経を使って作業となりました。
ポイントは、スライド蝶番のカップと座金の寸法を正確に、カップや座金が捻れないように注意して取り付けることです。
扉の微調整は、3次元の各方向をネジで2㎜前後調整できるため、思ったよりも簡単に調整できました。寸法通り正確に取り付けることが基本となりますが、スライド蝶番は優れものです。皆さんも是非使ってみてください。

②棚の高さを調整できるように棚柱を使用したことについて
棚柱には、メーカーによって構造が異なります。今回使用したのは、「ARTIST インテリアフラッシュ棚柱」というもので、棚柱の厚みが3.5mmとかなり薄いので存在感も抑えられ、これを採用しました。棚の高さは、20㎜ピッチで調整可能なので、機能としては十分でした。

③シナランバーコア合板(21㎜厚)の使用について
合板は、厚みの割には軽いので、家具などを作る際には、とても適していると思います。表面もきれいで、塗装ののりも良いので扱いやすいです。

④収納庫の裏板を設けなかったことについて
カウンター下の奥行きが160mmしかなく、扉の厚みを考えると、棚の奥行きは135㎜しかとれませんでした。そこに裏板を設けると更に奥行きが短くなるため、カウンターの壁板をそのまま利用することで棚の奥行きを確保したのは正解でした。やはり、数㎜でも奥行きの寸法を確保できたのは、収納の点でも有利になりますので良かったと思っています。

久しぶりの家具作り、趣味と実益を兼ねた充実した時間でした。
早速、次の新たな家具作りを検討することにします。また、ご報告しますね。
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カウンター下収納庫の製作(2)加工作業 [ 5_20 カウンター下収納庫の製作]

ホームセンターで裁断してもらった材料をログハウスにある作業小屋まで車で搬送し、作業開始です。

■裁断された材料の加工と組み立て
まず、扉(4枚)にスライド蝶番(キャッチ付き、カップ径:35mm、全かぶせタイプ)のカップを取り付けのためにφ35㎜の穴を開けます。
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実際に、スライド蝶番のカップをはめ込んで確認。ガタもなく、問題ないようです。
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収納庫のフレームを組み上げたので、カウンター下に仮置きして、問題がないか確認。収納庫のフレームは、左右に2分割した構造になっています。
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また、蝶番を取り付けない状態で、4枚の扉も立てかけて、仕上がりのイメージと寸法の取り合いなどに大きな問題がないことを確認。左右のフレームに2枚の扉が観音開きにで取り付きます。
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次に、フレーム側に取り付ける部品は、フレームや扉に塗装をした後取り付けるため、部品取り付け用ネジの位置に印をつけます。まずは、スライド蝶番の座金の取り付け位置に印をつけます。
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棚の位置を可変するための棚柱の取り付け穴に印をつけます。
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次に、扉側にとりつけるスライド蝶番のカップの位置を確認します。一つの扉の上下2カ所に蝶番を使うのですが、この2カ所がねじれないようにスケールを押し当ててカップの取り付けねじの位置に印をつけます。
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■塗 装
以上で、フレームと扉に取り付ける部品の位置決めが終了しましたので、まずはフレームに塗装(2回塗り)を施します。(扉の塗装は、扉の開閉動作確認後に行います)
塗料は、ログハウスの床やキッチンカウンターでも使用したVATONという植物油脂性塗料(つや無し透明色)です。
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写真の手前が右側のフレーム、後ろが左側のフレームになります。右側のフレームの棚の高さは可変できるように棚柱を取り付けましたが、左側のフレームの棚の高さは水やお茶の2リットルのペットボトルを収納することにしたので固定としました。
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■開き扉(観音扉)の取り付け確認
塗装が終わったフレームには、スライド蝶番の座金を取り付け、まだ塗装をしていない扉にスライド蝶番のカップを仮止めして、扉の開閉の確認です。今回の製作で一番気を遣ったところです。
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観音開きになっているので、2枚の扉を閉めたときに干渉など問題ないかを確認したのですが・・・
案の定、中央部で2枚の扉が、約1ミリ程度干渉してうまく閉まらないことを発見。扉の切断面(木口)には、シナロールテープ(シナの天然木に両面テープを貼ったもので、厚み:0.6mm、幅:21㎜)を貼ることを考慮し、扉の幅をそれぞれ1.5mm程、カットすることにしました。
実は、この確認作業を行った後、木口へのテープ貼り付けた上で、塗装をする必要があるため、扉の塗装を最後に持ってきました。
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4枚の扉の木口に、シナロールテープを貼り付けていきます。
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貼り付けた後の面取りは、ホームセンターで購入した専用のツールを使用。最後は、軽くサンドペーパー掛けをして完了です。
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木口テープを貼ると、製品としての仕上がりはとても良くなります。また、天然木の木口テープは、樹脂製の木口テープとは違って塗装も可能です。一手間ですが、仕上がりは全然違ってきます。
木口テープを貼り終わったので、いよいよ扉も塗装に入ります。
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これで全ての塗装作業も終了。乾燥次第、組み付け作業にはいります。
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カウンター下収納庫の製作(1)計画・検討 [ 5_20 カウンター下収納庫の製作]

5月以来の久しぶりのブログアップです。特に目新しい情報がなかったこともあり、ついつい筆無精になっておりました。

さて、ログハウスを建ててから7年が過ぎ、使い勝手の点から改善したいところも色々出てきました。そこで、小さなリフォームですが、順次ご紹介したいと思います。

まず第一弾は、カウンター下収納庫の製作です

■背 景
ログハウス建設時に自作したカウンターの使い勝手を見直しすることにしました。
カウンターの正面は、引き出しになっており、食器や食材を中心に収納しています。
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一方、反対側は、朝食とかコーヒーなどをいただくためにバースツールをおいていました。しかし、近くにダイニングテーブルが近くにあり、実際には想定したような使い方はほとんどすることはなく、椅子が物置状態になっていました。
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そこで、カウンター下に奥行き160mmのスペース(高さ:850mm X 長さ:1800mm)があるので、この空間を利用して、収納庫を作ることにしました。
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■計画の検討
カウンター下のスペースをフルに使って棚を設け、食材や食器を収納し、開き戸の扉をつけることにしました。計画図は、下記のようなものです。少し余分な寸法が入っていますが、これは、材料加工の情報も記入しているため、見にくくなっていますが、だいたいのイメージはおわかりかと思います。
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今回の製作のポイントとしては、
①スライド蝶番を初めて使用し、4枚の扉(観音扉)を取り付けること。
②棚の高さを調整するための棚柱(市販品)を使用すること。
③材料は、シナランバーコア合板(21㎜厚)を使用すること。(カウンターの引き出しと同じ材料で統一感を持たせる)
④収納庫の奥行きが135㎜しかとれないので、収納庫の背面板は設けず、現在のカウンターの壁面をそのまま利用する。

■材料の裁断の準備
次に、上記の計画図を元に、材料取りのための図面を作成しました。結局、シナランバー(21㎜厚、910mm X 1820mm)の材料を3枚使用することになりました。
自分の車で運ぶ都合があるので、定尺の大きい材料を使う際は、ホームセンターで材料の購入と同時に裁断してもらうことにしています。
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さあ、いよいよ製作のスタートです。これからの作業が楽しみです。

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