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冷蔵庫上部収納庫の製作(3)組み付け [ 5_21 冷蔵庫上部収納庫の製作]

塗装の乾燥も終わり、いよいよ組み付け作業のスタートです。

■組み付け作業
組み付けは、組み立てた収納庫の裏板、右側板の外側に、小さな金属製のL型ブラケット(計3カ所)をネジ止めし、下の写真のブラケットの上面に載せて、収納庫を仮置きし、水平になっているか確認。
収納庫もそれなりの重さとなりますから、一人作業で取り付ける際は、仮置きできるようにするとやりやすいですね。
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収納庫が水平になっていることを確認したところで、収納庫の後ろ面と右側面の内側から壁面のブラケットにビス留めして固定。取り付けは、これで完了。
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扉を開けるとこんな感じに。収納庫の棚板も設計通りに収まりました。
DSCN5288.jpg

扉につけたスライド蝶番の調整もスムーズに終了。壁面のブラケットに固定したビスの頭には、「ビス頭キャップ」(白色)でカバーをしています。
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収納庫の扉には、地震対策として「扉開きストッパー」を取り付けました。収納庫が高いところにあるので、万が一の地震ための対策です。
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更に、収納庫の右側の壁面ブラケットとの間にあった空間には目隠し板を取り付けて、これで全ての作業が終了です。
DSCN5291.jpg

手前のキッチンカウンター下収納庫と一緒に写真に。
DSCN5293.jpg


■製作を終えての感想
計画検討時の上げていたポイントについての感想。
①木製ダボを使った棚板のつなぎ合わせ(棚板が一枚板でとれなかったため)
木製ダボを使っての棚板のつなぎ合わせですが、加工上のポイントは、2枚の板をフラットに接続するため2枚の板に正確にダボ用の穴を開けるかが重要となります。この際に活躍するのが、「ダポ用マーキングポンチ」というもので、これを使用すると正確な作業ができます。
②ねじ込みタイプの棚ダボをつかった棚板の取り付け(収納庫の棚板を着脱可能とするため)
棚板を受ける方法として、今回は、「ねじ込み式の棚ダボ(径9㎜)」を使用しました。ねじ込み用のソケット径に対して1㎜マイナスした下穴(8㎜)を開け、その穴にソケットを打ち込むめば、そこに棚ダボをねじ込めばいいわけです。また、棚を使用しないときには、このねじ込みダボは取り外せるので、すっきりと仕上がります。
③側板固定時の「ダボ埋め」(仕上げをきれいに見せるため)
2枚の板を木ねじまたは釘で固定する場合に、ネジや釘の頭を見えないようにするのが、「ダボ埋め」という手法です。これもよく知られている方法ですが、専用のツールを使うことによってきれいに仕上げることができました。
専用の」「ダボ錐(ダボドリル)」で下穴(φ9.5)を開け、φ10㎜のダボを打ち込み、余分のダボを「ダボ切り鋸」で切ると、きれいな表面に仕上げることができました。

今回の製作では色々な”ダボ”を使用しましたが、専用のツールを使って作業すると、素人でもきれいに仕上げることができました。家具の自作には、欠かせないツールですね。

これで、使い勝手改善のための作業は一段落、また、何かありましたらご紹介したいと思います。
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冷蔵庫上部収納庫の製作(2)加工作業 [ 5_21 冷蔵庫上部収納庫の製作]

ホームセンターでの材料の裁断が終わったので、作業小屋に材料を移動して作業開始となります。

■棚板の加工
棚板は、2枚の板をダボ接合します。まずは、接合木口面にダポ錐(下図)で下穴を開けます(今回の場合4カ所)。
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・ダボ錐で呼び径10㎜(実際は、φ9.5)x 深さ10ミリの穴が開けられます。
dabo-dril.gif

下穴が開いたところで、4カ所の穴にダボ用マーキングポンチを差し込み、接合する相手側の木口面を合わせて位置出しを行い、ダボ錐で穴を開けます。
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・ダボ用マーキングポンチ
DSCN5263.jpg

下の写真は、ダボ(呼び径10ミリ)。
dabo-10mm.gif

接合面に明けたダボ用の穴にダボを差し込み、接合面に接着剤をつけてしっかり保持します。
DSCN5264.jpg


■棚板を止めるねじ込み式ダボの取り付け
φ9ミリのねじ込み式ダボを使用することにしました。ねじ込み部分はダボより1ミリ小さい、φ8ミリの下穴を開けます。
DSCN5268.jpg

ネジ部分をハンマーでたたき込んで完成。
DSCN5269.jpg

■組み立て
以上で、各面の板材の加工が終わったので、いよいよ組み立て開始。天板・後ろ板・底板を組み上げたところ。ボンドと木ねじで固定しました。
DSCN5272.jpg

最後に側板の取り付けです。左側側板は、外から見えるところですので、ネジの頭を隠したいので、「ダボ埋め」という方法で行います。まずは、ネジ止めするところに、ダボ錐でφ9.5㎜の下穴を開け、ネジ締めを行った後、ダボで穴埋めを行います。使用するダボは、φ10㎜の丸棒を使って、差し込む側をカッターで少し面取りをし、接着剤をつけて金槌でたたき込みます。
DSCN5273.jpg

ダボは、ダボ切り鋸で切り落とします。この鋸を使うと面一にきれいにカットできるので、いつも重宝しています。
DSCN5274.jpg

全てのダボ埋めも終了。きれいに仕上がりました。
DSCN5275.jpg

これで、収納庫の箱の部分が完成です。
DSCN5277.jpg

扉の部分については、スライド蝶番取り付けの加工を行っていますが、キッチンカウンター下収納庫でご紹介済みのため、ここでは省略します。

続いて、キッチンカウンター下収納庫と同様に、VATONという植物油脂性塗料(つや無し透明色)で塗装し、残るは取り付け作業となりました。
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冷蔵庫上部収納庫の製作(1)計画・検討・下準備 [ 5_21 冷蔵庫上部収納庫の製作]

ログハウスの使い勝手改善、第2弾は、「冷蔵庫上部への収納庫取り付け」です。

■背景
冷蔵庫の上部には、デッドスペースがあり、以前からなんとかしたいと考えていました。収納スペースを増やすため収納庫を取り付けることにしました。

下の写真の冷蔵庫の上に、各辺約600mmの四角い箱を取り付ける感じです。
DSCN5149.jpg


■計画の検討
イメージを起こしたものが下の計画図になります。収納庫は、壁に取り付けたブラケット(右側面側と背面側)に固定することにしました。
reizouko_syunou_plan.gif

上の計画図を元に、シナランバーコア合板(21㎜厚)2枚を使います。ただ、収納庫の棚板については、材料取りの関係から1枚板ではとれなかったので、2分割して貼り合わせることにしました。なお、材料取り図面の名称のない部分は、余材となります。
reizouko_syunou_zairyou.gif


■準備作業
準備作業として、まず、壁側に収納庫取り付けブラケット(2x4材)をとりつけたところです。
DSCN5242.jpg


第1弾でご紹介した「カウンター下収納庫の製作」で経験したスライド蝶番を今回も使用します。今回のその他の製作のポイントは以下のようなものになります。
①木製ダボを使った棚板のつなぎ合わせ(棚板が一枚板でとれなかったため)
②ねじ込みタイプの棚ダボをつかった棚板の取り付け(収納庫の棚板を着脱可能とするため)
③側板固定時の「ダボ埋め」(仕上げをきれいに見せるため)

それでは、図面もできたので、ホームセンターに行って材料の裁断をお願いすることに・・・

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