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デッキの手すり改修(2/4)不具合の原因と対策案検討 [ 5_40 デッキの手すり改修]

建築後、13年を経過したログハウスのメインデッキの手すりの腐れの状況をお伝えしました。
今回は、その腐れが発生した原因と対策について検討し、具体的な処置方法を決定しましたので、ご紹介したいと思います。
※ 不具合の状況については、下記の記事をご覧ください。
  https://loghouse-self-masa.blog.ss-blog.jp/2023-12-15

(1)デッキ及び支柱の一部に腐れが発生した原因について
① 手すり部材(2x6材)の使用方法の問題
・手すり材を取り付ける際に、「木表面」を上側にして支柱に取り付けていたため、経年変化と共に手すりが凹状に変形して雨水がたまりやすくなり、手すり部材の腐れが進行してしまった。
DSCF5887.jpg

② 手すり部材(2x6材の接合方法の問題
・手すり部材の長手方向の接合は、支柱の木口面で木ネジで固定する方法をとっていた。しかし、手すり部材が凹状に変形したことにより接合部に隙間が空き生じ、支柱材の木口に雨水が侵入し支柱部材の腐れも引き起こししてしまった。木材の木口面から水が最も侵入しやすく、腐れの原因になることを改めて肝に銘じたい。
DSCF5885.jpg

木口は、腐った部分をドライバーで掘り出した状態。
DSCF5906.jpg


以上が、今回の腐れを発生した主要が原因であることが判明した。

(2)対策案についての検討
上記の不具合の原因に対処するため、以下のような方針で対応策を進めることにした。
手すり部材は、「「木裏面」」を上側にして取り付ける
 ⇒ これにより、手すり部材が経年変化しても、凸状に変形するため、手すりの上に雨水がたまることを低減できる。
手すり部材を長手方向につなぐ場合、支柱材のところでは接続しない方法をとる。
 ⇒ これにより支柱材の木口面は手すり部材で覆われ、手すり部材の接続部もないため、雨水が侵入しづらくなる。



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