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再塗装実施状況まとめ 2021.5 [ 4_10 再塗装実施状況まとめ]

今年の6月でログハウスを建築して11周年を迎えます。
ログハウスの寿命を延ばすためには、塗装がとても重要になることはよく知られています。そこで、これまでに実施してきたログハウス本体の壁面やデッキなどに施工してきた再塗装の状況をご紹介します。(これまでにも「再塗装のまとめ」としてご紹介していますが・・・)

【これまでの再塗装の実施状況】
各部の塗装インターバルは、概ね下記のようになります。
(※ 下の画像をクリックすると拡大表示されます)
再塗装まとめ202105_k2.jpg

【建築後11年目でのまとめ】
■ 全体として
使用する塗料は、「ステンプルーフ」(メーカー:株式会社コシイプレザービング)という浸透性タイプの撥水性木材保護塗料で、「パインブラウン」と「オリーブブラウン」の2色を使用しています。
 ①ログハウス本体(外壁)・・・3~4年ごと
 ②デッキ・・・・・・・・・・・1~2年ごと
 ③作業小屋・・・・・・・・・・3~4年ごと
 ④門柱・扉・・・・・・・・・・3~4年ごと
全体としては木材の深刻な腐食もなく、順調にきていると感じています。これはキーとなる再塗装が適切に行われてきたからで、これからもこの再塗装間隔を維持して、できるだけ木材の腐食を招かないよう気を付けていきたいと思います。
ログハウスにとっては、塗装命、ですね。そして、「ステンプルーフ」といういい塗料に巡り合えたのも大きいと思います(この塗料は、ログハウスメーカーからの支給品)。
■ 課 題
ただ、デッキの手すりなどに関しては、以下のような課題があります。
(1)デッキ手すり部分の水溜まりに伴う腐食の進行
下の写真は、デッキの手すり。長い穴があいていますが、これは、手すり上面に水溜まりができていたところで腐食が進んできたので、水がたまらないように水抜き穴をあけたものです。
DSCF5020.jpg

DSCF5019.jpg

なぜ、上の写真のように腐食が進んだのは、手すりがU字に反り、その部分に水がたまることが原因でした。
DSCF5022.jpg

反りが発生したのは、手すりの木表と木裏の使い分けが正しくなかったことにあります。つまり、木表を上面に取り付けているためU字型に反り、くぼみができて水がたまる原因になったこと。さらに、手すりがU字型に反らないように裏から補強するなどの手立ても取っていなかったことも影響していると考えています。
DSCF5023.jpg

雨が降った後に手すりに水だまりができる様子をみて、2年前に水だまりができやすい場所に、下の写真のように水抜き孔を設けました(あまり、美しいとは言えませんが・・・)。そうすると、水が下に排水されるようになり、手すりの腐食の進行が緩和されたように思われます。
DSCN5823.jpg

いずれにしても、デッキの手すり部分については、1~2年後には取り換えが必要かなと考えています。

(2)デッキ床面の根太
これまで、デッキ床面は特に気を付けて再塗装を何度も行ってきました。下の写真は、先月のデッキ床面を再塗装した直後の写真ですが、11年目にしては、結構きれいに維持されていると思います。
DSCF5018.jpg

しかし、最近デッキ床面の再塗装をしていて気づいたことがあります。床材は10㎜程度の隙間を設けて根太の上に取り付けていますが、この10mの隙間の下にある根太上面には土埃などがたまり、雨が降ると雨水がしみ込んで水分が抜けにくい状況にあることに気が付きました。
DSCF5016.jpg

そこで、先月の床面の再塗装の際には、床材の間に見える根太上面についても土埃などを除去した後、細い筆で根太の上面にも塗装することにしました。
DSCF5015.jpg


これまでの経験から、木材を長持ちさせるには、定期的な再塗装の実施に加えて、構造的には雨水などがたまる場所を作らない、常に湿った状態をつくらない配慮が必要であることを改めて学びました。
そこで、次回の手すりを取り替える際には、手すりの断面形状を山形(勾配をつけて)にして上面に水がたまらない構造にすることを考えています。
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