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ログ組み(ドア/窓上部のログ組み)・・・10日目 [ 1_09 ログ組み]

ログを積む高さが2メートルを超えると二人作業でないとちょっと危険ですので、2日続けて妻の協力を得て、止まっていた上部ログ積みにチャレンジしました。これまでのログ組みは、単純にログを積み上げていけば良かったのですが、ここにきてログ組みの難しさに直面。

それは、ドアや窓の開口部があるため、12~13段目までは、隣のログとの関係を気にすることなく組むことができたのですが、開口部上部にログを載せるためには、各壁との高さ、ねじれ、壁間の距離の誤差などを一気に修正しながら組み立てる必要があります。それぞれに組んだ壁の高さが違う、壁がねじれて一直線になっていないなどのこれまでの誤差が累積しているので、それを同時に修正しながらの組み立てとなるため、2段積むのに2日かかりました。BIGBOX社の金澤さんや設計担当者のアドバイスを受けながら、なんとか自力で対応できましたが、T-boardよりも遙かに困難な作業でした。

■ 現在の最新状況
全てのドアや窓の開口部の上にログが繋がっているのが分かるかと思います。
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■ 問題の箇所
具体的な問題の箇所について少し説明しておきます。
○ 中央の狭い壁の両サイドの壁の上にログを積んでいるところ。しかし、上に載せたログの隙間が10mm位離れたため、荷締め機(500Kg)を使って、両方のログを寄せて隙間をなくしたところ。
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(画像をクリックで拡大)

○ しかし、上部のログを寄せることはできましたが、15mm位の段差が出ていますく(左側のログの上に反っていることも原因)。また、その下の狭い壁のログ上端とは隙間が空いていてい上部のログの溝に入っていません(グラグラの状態)。
→ 問題への対応
・ 段違いになっている左側のログのノッチ部を少し上げて、左右のログの高さを合わせたところで左右のログを連結して固めた後、左のログのノッチ部を再度たたき込み、ダボを打ち込んで押さえつけることで、段差を解消。
・ 次に狭い壁の高さが低く、上部のログの溝に入らない所は、狭い壁の両サイドに打ち込んでいるT-boardの上部の少し引き抜いた状態にして、各ログを下から叩いて、少しづつ上方に移動させるという根気のいる作業で、なんとか解消。
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→ 今回の問題への対応のポイント
・狭い壁のログ積みをする場合には、余りたたき込みすぎないで、規定寸法より少し背が高くなる位の感じで組み立て、上に載せるログの自重で押さえ込まれるとった感じにすることがポイントのようです。
・なお、ログ材のねじれ/反り等の現象は、自然の材木ですので、致し方のないこととあきらめること。しかし、材木は、多少のねじれや反りが出ていても、Lクランプや、荷締め機(または、チェーンブロック)などを使えば、それなりになじんでくれそうです。


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