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敷地の外周フェンス改修(3)奥側のフェンス設置 [ 4_20 外周フェンス補修と改修]

今回は、前回までに塗装したフェンスの設置作業です。ちょうど建物裏側に面する合計長さ約22メートル部分の施工の様子のご紹介です。
今月は、雨の日が多く、やっとお天気が続きそうなので、フェンスの取り付け作業に早速取りかかりました。

【作業の流れ】
まず、古いフェンスを取り払います。
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次に、用意した支柱(45角)を800㎜ピッチで等間隔に掛けやで打ち込みます。出来るだけ直線に配置したいので、紐を引いてそれに沿って打ち込んでいます。支柱の長さは900㎜あるので、300㎜を土の中に打ち込み、地上には、約600㎜出た状態にします。
側板をクランプで仮固定して、51㎜のステンレスのコースレッドを使用して固定します。その下側にも側板を固定します。
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以上の作業を繰り返して、取り付け完了です。
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もう一方の側のフェンスも同様にして作業完了。延べ22メートルの設置作業ですが、朝から初めて午前中には取り付け完了しました。思ったよりも短時間での作業終了でした。

下の写真では、タテに板が入っているかと思いますが、イノシシの山側からの進入路になっている気配があるので、気持ち補強したつもりです。(イノシシはのパワーと運動能力は大変なもので、”おいしい餌”があると思えば怪力を発揮し、助走スペースがあれば、1メートルの塀でも飛び越えると聞いていますので、やぶへびかも知れませんが・・・)
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【フェンスを、なぜこのような構造に!?】
表側のフェンスも含めると総延長 約60mほどありますので、どう効率よくやるかが課題でした。新築の際には時間もありましたので多少凝った構造にしていたのですが、今回は、如何に効率よくやるかを考えました。
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上の写真でもわかるように、横板が支柱に対して交互に外側→内側→外側・・・となっています。通常は、外側に横板を取り付けるのが一般的だと思います(既存の古いフェンスもそのような構造でした)。
網代フェンス計画図詳細_k1.jpg

しかし、今回は上の図面のように、定尺の1x4(1800㎜長さ)を内側と外側に交互に取り付けるようになっています。また、支柱を立てるピッチも800㎜にしています。このようにした理由は以下の通りです。

① 側板を内側と外側に交互に取り付けることによって、横板の端面の突き合わせのためのカット作業が不要となる。また、支柱にコースレッドを打ち込む際のも、木口から約100㎜のところになるため、横板の木口の割れ等も気にしなくて済む。
② 支柱のピッチを800㎜にしているので、支柱の間隔が多少ずれても横板の長さ1800㎜(定尺長さ)で両側に100mmずつ余裕がでてくるので、取り付け作業が楽になる。
仕上がりに好き嫌いは、あるかも知れませんが、効率よくやる一つの方法かと思っています。

今回の構造でも、遠目には、よ横板を外側に付き合わせで取り付けているような感じに見えるかなとも思いますが、いかかですか・・・・

【残りの材料の塗装作業】
残るログハウスの表側のフェンス約35メートルに使う横板と支柱の塗装を行いました。お天気も良かったので、屋外での塗装作業となりました。
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作業小屋の壁面に立てかけて乾燥です。
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次回は、いよいよ表側のフェンスの設置作業です。お天気であれば、後1日の作業で完成の予定です。
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「ヤーンボール」の製作 [ 5_25 「ヤーンボール」の製作]

今月に入って雨が多く、なかなか外の作業が進みません。その合間を縫って、木工で小物を製作しましたので、ご紹介します。

今回は、編み物をする際に使う「ヤーンボール」というもので、編み物をする際に毛糸の玉を入れておいて、毛糸の玉があちこち行くのを防いでくれる入れ物のことです。ネットで調べると陶器製・木製(切削加工)やプラスティック製など色々な素材で作られています。

この「ヤーンボール」を製作するきっかけは、妻が編み物をやるのですが、編んでいる途中に毛糸の玉が動くので、「持っていて」と言われたのがきっかけです。
それならきっと毛糸の入れ物がきっとあるはずだとネットを検索すると、陶器の「ヤーンボール」を発見したのです(実は、「ヤーンボール」という名称は、私も今回初めて知りました)。自分で作るとなると、やはり木製ということになるので、下図のような板材を使った八角形の「ヤーンボール計画図」を作成し、製作に取りかかることにしました。

【完成したヤーンボール
まずは、私が製作した木製の「ヤーンボール」完成写真です。実際に毛糸の玉を入れたところです。
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次に、購入した毛糸が筒状に巻かれたものは、木製の軸に通して、使用するようにしました。
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実際に使い勝手についての検証は、これからとなりますので、まだまだ改良すべきポイントが出てきそうです。

【ヤーンボール計画図】
この計画図は、作業開始前のもので、細かなところでは上の写真の完成品とは違っているかと思います。やはり、実際に作り始めてみると、改良点や新しいアイデアも湧いてくるので、都度設計変更しています。
使用する材料は、ホームセンターで容易に手の入る幅60㎜x長さ900㎜x厚さ9㎜の檜材(1枚)と、厚み3㎜のシナベニアの端材です。
ヤーンボール長ケ穴タイプ_k1.jpg


【材料の加工】
まず、側板の加工。檜板材を長さ90㎜のものを8枚カットし、その後の加工は、トリマーテーブルを使います。最近、トリマー加工で発生する切りくずを吸引するために、新たに購入した集じん機のダクトをつないで、加工開始。
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きれいな正八角形にするには、側板の寸法を同じ幅でカットしなくてはなりません。0.1㎜単位で同じ幅になるよう8枚を仕上げます。
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次に、正八角形にするために側板の両方の端面を22.5°にカットします。22.5°にカットできるビットに替えてカットします。
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【側板の仮組み】
8枚の加工が終わりましたので、取りあえず仮組みして、正しく八角形になるか確認です。養生テープで仮止めすると容易に組み立てできます。
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端面のカットも正しく加工できているようで、コーナーがきれいに密着しています。
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【底板の加工と仮組み】
底板は、3㎜のシナベニヤ板を使いますので鋸で、8角形に加工します。8枚の側板には、底板をはめ込む溝をトリマーで加工します。
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再度、側板を仮組みして、底板の溝が正しく加工されているか確認。底板も加工が終わりました。
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次に、側板に底板を取り付け、問題ないか確認しました。概ね問題なさそうです。
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【毛糸を引き出すガイドの加工】
側板および、底板の仮組みで問題ないことが確認できたので、側板の一枚に、毛糸を通す溝を加工します。まずは、ドリルでΦ15㎜の穴を開けます。2個の小さな穴は、デザイン的なバランスで開けただけです。計画図では、毛糸引き出し穴から、直線でカットする予定でしたが、フリーハンドで描いたラインにすることにしました。この方が柔らかい感じで良いかなと考えました。
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いよいよΦ15㎜の穴から鉛筆で描いたフリーハンドのラインに沿って、糸鋸でカットします。
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このような感じで無事、カットできました。
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【最終組立(接着剤で固定)】
いよいよ、最終の組立作業です。最終的には、ニスを塗装する予定ですので、組み立て作業の前に、側板・底板にサンドペーバーをかけて表面をきれいにします。
次に最終組立開始です。
まずは、8枚の側板の表側を上にして一直線に並べ、養生テープで仮止めします。
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次に、側板の接合部および、底板をはめ込む溝に木工ボンドを塗り、組み立てていきます。底板を巻き込むように、巻き寿司を巻くようにして、側板に底板をはめ込みながら組み上げていきます。
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くみ終わったら、8枚の側板がズレていないか確認した上で、養生テープの他に紐でもしっかり結んで接着がズレないように固定して接着剤が固まるのを待ちます。
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接着剤が乾燥したのを確認して、養生テープ、紐を外して組み立て完了です。
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【組み立て後の塗装・・・完成】
塗装は、使いやすく、ムラの出来にくい「ジェルカラーニス(クリア)」(アサヒペン)で2回塗りを行いました。仕上がりは、こんな感じです。ついに、ヤーンボールの完成です。
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敷地の外周フェンス改修(2)塗装作業 [ 4_20 外周フェンス補修と改修]

前回の(1)から2週間経ち、東側のフェンスの塗装作業を行いましたので、ご紹介します。
今回の塗装は、東側のフェンス材料(支柱と板材)を、設置後で塗装得するよりしっかり丁寧に作業できるので、設置前に塗装することにしました。
使用した塗料は、ログハウスやデッキにも使用している浸透タイプの「ステンプルーフ」です。支柱は「オリーブブラウン」、横板は「パインブラウン」としました。

【塗装作業の様子】
まずは、支柱の塗装です。最初は、雨が降っていなかったので、屋外で乾燥させていたのですが、徐々に曇り空に・・・。
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雨がぽちぽち落ちてきたので、作業小屋の軒下に移動して乾燥。
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横板を塗装する頃にはすっかり雨模様に。やむなく、作業小屋の中で床など養生して、塗装開始、約30枚を塗装(2回塗り)を終えました。
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塗装を終えた、横板です。次回来るまで、小屋の中で乾燥です。
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次回は、東側のフェンスをまず設定したいと思っています。
また、作業の続きをご紹介します。
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